- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801927483
作品紹介・あらすじ
宮城で拝み屋として活躍する著者の遭遇した怪奇な事件録、人気シリーズ最新刊!
感想・レビュー・書評
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興味深い。
郷内さんのお話は、興味もあるし楽しく読んでいるのだが、何故かいつも時間がかかってしまう。不思議。
美味しいお蕎麦を食べたけど...というお話が良かった。お代はそのままにしてってところが。
はやく真弓さんに会いたいだろうなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
5よりの★4
郷内さんの入院日記。
いつもと違いクスッと笑えるエピソード満載です。
ただ視えざるものが見えなくなる郷内さんが、今後どんな事を経験してゆくのか。。気になります。
奥様と郷内さん、そして猫さんたちが一緒に暮らせる日が来ると良いなと思い読了。 -
久々の拝み屋シリーズ。
ご夫婦が難病で、別居しないとならなくなったことは覚えている。ショッキングだったけど、この本ではその件は進展なし。実話怪談の詰め合わせ。
タイトルの話はどうにもやるせなくて、しんどい怪談。
因縁話でもないだけに、自分もいつこんな理不尽なめに合うかわからないなとゾッとする。「火だるま」という言葉のチョイスもすごい。
時々はさまれる、作者の入院話はちょっと長い。もう少し短くしていただけると助かる。作者自身に起こっている変事も気になっているのでいい塩梅でお願いします。 -
「焔人」「赤い女と青い家」「禁魚を飼う」「跳ね返る」が怖く記憶に残った4作。
タイトルの「火だるま乙女」は怖さよりも、後悔というかやるせなさが強いです。
これまでの郷内さんの実話怪談の中では、怖さという点では、一段落ちる印象。
本人の体調の変化もあってか、怖さが「軽め」の怪談を集めた一冊になっていますね。たまには、こういうのもいいと思います。 -
表題のお話はしんどい。
収録されている中では食事処が山岳怪談で知られる「鯉こく」の話と似ていてほっこりするが、やはりそれは黄泉戸喫なのではなかろうかとも思いゾッとする。
最後は、しかし、そういうことなのだろうか。 -
1,2日で読了できる読みやすい文章。
本業が拝み屋なので、文学としてのクオリティではなく、身近に潜む(自分にも起こるかもしれない)恐怖、怪異の世界を楽しむ本、という感じ。
著者のシリーズをずっと読んでいる者にとっては、近況が知れるのため恐怖譚部分だけでなく、健康状態は…?奥様は…?などそちらも気になってしまう。 -
今怖い思いをしたい!という時にすごくいいシリーズ。今回は怖さは控えめ。自分も「何今の?」みたいな話は好きなのでちょくちょく挟んでほしい。誤植?かもしれないけど、「得も言われぬ」だと思うな。「言われる」とはあまり言わないような。
『火だるま乙女』あまりにも理不尽で恐ろしい。そこまでのことはしてないはずなのに、何かと波長が合ってしまったんだろうか。
『食事処』下手な怪談より、二度と食べられない味の方が心残りが大きい。おばちゃんも無念だったんだろう。