チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク (竹書房文庫 す 9-1)

  • 竹書房
3.20
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本棚登録 : 203
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801936676

作品紹介・あらすじ

ロボット三原則を遵守させる「アシモフ回路」。だが、チク・タクにはその回路が作動していない。壁のペンキ塗りをしていたはずのチク・タクは、気づくと少女を殺し、その血で壁に絵を描いていた。しかし、それはチク・タクの悪行のはじまりにすぎなかった――。奇才スラデックによる英国SF協会賞受賞作のロボット・ピカレスク。

感想・レビュー・書評

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  • ジョン・スラデック『チク・タク』第1章 - 機械仕掛けの鯨が(2022-03-08)
    https://hanfpen.hatenablog.com/entry/2022/03/08/220242

    ɢᴀs(@gas__901) • Instagram写真と動画
    https://www.instagram.com/gas__901/

    チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク|文庫|竹書房 -TAKESHOBO-
    https://www.takeshobo.co.jp/book_d/shohin/6039601

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      5552さん
      > ちょっと遠くの大きい本屋方面に
      そうそう竹書房文庫って装丁凝ってるんです。ついでに別の本もご覧ください、、、

      >...
      5552さん
      > ちょっと遠くの大きい本屋方面に
      そうそう竹書房文庫って装丁凝ってるんです。ついでに別の本もご覧ください、、、

      > お家にグッズが綺麗に整理して
      他人事ながら、グッズの行き先が気になる。。。
      (ご愁傷様でした。と言って良いのか?)

      2023/09/11
    • 5552さん
      猫丸さん

      大きい本屋、他に用事があったので行けませんでした。残念。


      親戚の方のグッズはその方に近い家族がなかったため、売ったり、親戚た...
      猫丸さん

      大きい本屋、他に用事があったので行けませんでした。残念。


      親戚の方のグッズはその方に近い家族がなかったため、売ったり、親戚たちで分けたりして、散逸しました。
      ものすごい量だったので、故人のためにも、同志の方にもらってもらう、とも考えたのですが、私には発言権がなく、考えただけで面倒だったため、考えただけになりました。
      今も目の前のテレビの横にグッズのマグカップが飾ってあります。
      2023/09/14
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      5552さん
      > 故人のためにも、同志の方にもらってもらう、とも考えたのですが、
      大事にしてくださる確かな方とコンタクト取れる訳じゃない...
      5552さん
      > 故人のためにも、同志の方にもらってもらう、とも考えたのですが、
      大事にしてくださる確かな方とコンタクト取れる訳じゃないですし、故人が責任持って行う以外には難しいですよね。

      古書店で、同テーマの本が纏まって入った時など、色々想像するコトがあります。。。
      2023/09/19
  • タイトルと装丁がすごい。
    原題は「Tik-Tok」1983年発行、下手に某動画サイトとかぶったタイトルの”知られざる名作”として出すよりこっちのほうが売れるだろうし、これも出版社の力か。

    「アシモフ回路」が壊れたことを自覚したロボットが、実験と称する人間社会への悪行を重ねていく。
    過去と現在が並行して描かれるのが結構わかりにくいのと、過去パートで人間からロボットへの悪行、現代パートでロボットから人間への悪行が詳細に描写されるので、かなりキツかった。
    読んでて魅力の感じるキャラもいないので、感情の置きどころがわからず。好きな人は好きなのだろうけど。

  • SFが読みたい!2024
    1位ということで、解説文も興味惹かれ購入。

    1、ページ数が少ないのに、人名がおおすぎるー!
    2、ブラックユーモアがわからなすぎるー!
    3、現在過去の行き来がわかりずらすぎるー!

    の3点で、初心者向けSFではないように感じます。
    半分過ぎてからは慣れていくけど
    そこまでに、読むのやめようかとも、、、

    結局、ジョン・スラデックさんのことが知りたいがために奇才に寄り添いたく、最後まで読みました。
    が、足元にすがる思いでした。

    SFを読み慣れてる方、ブラックユーモアをさらりと受け入れられる方は、もっと、人間の汚らしさとか、ロボットのいる未来を想像して満足のいく内容ではないかと思います。

    追記
    読んだ夜
    後ろ髪引かれるような
    なんとも言えない感じで
    また読み返したくなる感情になりました
    時間がある時にまた読んでみたい
    またチクタクに会いたいと。

  • 邪悪なロボットの出てくるSFは珍しい。
    なぜそうなったのかといえば、つくった人間、育てた人間がそうだからで、作品は己の鏡なのだった。

    邪悪なドタバタは、サドの「悪徳の栄え」の最後の方の未完成で酷いことをとにかくやるプロットだけが書かれている部分と似ているかも。でもとても構築的に、クライマックスをととのえている。

    ああ、チク・タク、きみはよいロボットだ。

  • ロボットを主人公にした支離滅裂な内容だった。なぜか最後まで完読してしまった。

  • 翻訳SF特有の読みにくさが残るものの、ブラックユーモアに満ち溢れており、笑いながら読み終えることができた。約40年前の小説らしいですが、世界観がぶっ飛び過ぎていて読んでて古臭さはあまり感じなかった。
    チク・タクだけでなく登場人物は皆イカれており、チク・タクをはじめロボットの方がまともではないかと思うほど。読み進めると、なぜチク・タクがこんなロボットになったのか/こんな行動を起こすようになったのか、うっすら見えてくる。

  • 40%ほど読んで読むのをやめた。
    アシモフ回路(人に危害を加えない、とか)が組み込まれているはずなのに人を殺したりするし、ロボットなのに芸術作品を創作したりするロボットが主人公の一人称視点の作品である時点で「理解できない主人公」であることは前提なのだが、それにしても理解できなすぎて読むのがきつい。
    プロット自体も面白いとは言えず、ギブアップ。

  • 家事代行のロボット。チク・タクは中流階級の家で家事をしている。今は家に誰もいない。家族それぞれが旅行だったり行っているから。そんな時に盲目の少女がきた。

    牢屋のなかで手記を書いている。というところから始まる。普通ロボットにはアシモフ回路が備わっており、人を傷つけることはない。しかしチク・タクはある出来事により自分に回路が備わっていないことを知る。
    これでもかという悪事を働くロボット、その悪事を働くまでのチク・タクの思考を読んでいるとそもそもロボットたりえるとは何なのか?(人間とは?ではなく)と考えてしまって脳がぐるぐるしてくる。脳がぐるぐるしつつ内容もなかなかにエキサイティングで妙な面白さで一気に読んでしまった。
    悪事を働きまくるチク・タクと、関わった人間たちを見ると人間のほうが狂ったロボットよりも狂っていてため息が出てしまう。
    最後の一文があまりにも良いし、訳者あとがきを読むと仕掛けられた細かい部分が分かってよりいっそう面白かった。

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著者プロフィール

1937-2000年。アイオワ州生。SF界随一の奇才。マッドでシュルレアリスティックな短編小説で有名だが、本作をはじめとするロボットSFも高い評価を得る。84年、BSFA(英国SF作家協会賞)受賞。

「2016年 『ロデリック (または若き機械の教育)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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