- Amazon.co.jp ・マンガ
- / ISBN・EAN: 9784801955905
感想・レビュー・書評
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独りよがりな恋愛かと思ったらじつは…的な感じかと思ったら、受けの子が本当にちょっと変わった子だった。表題よりも同時収録のダークな話のが惹き付けられるモノがあったな。SMだけど実際に支配しているのはどっちだ…?という。全体的に登場人物が冷めてるというか、自己完結タイプが多くて、読んでても入り込めなかった
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お互いかけてるものを補充し合う関係でないと恋人ではいられないと思い込んでる攻めくん。人生計画完璧な優秀すぎる頭脳を持つ受け君があっさり解決しちゃってくれる。表題作も良いんですが後半の「暗闇の恋人」が好きです。ハッテン場の暗がりでいつも決まった相手と、身バレしてからも関係は続く、かなり歪んだ形で。最初は攻め君性格問題アリか?と思いきや受け君のほうがもっと困った子なのでした。こういう愛の形もあるのね。
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気さくで明るい佳春と寡黙で完璧主義の映、正反対な幼馴染はふとしたきっかけで誰にも言えない爛れた関係をずるずると続けることになります。佳春は「恋愛とは自分に足りないものを相手に求めた結果自然と惹かれあうものだ」と信じ、その原理に従い自分たちは求めあっているのだと理由付けをして映に執着していました。しかし卒業を間近にして佳春はそれが独りよがりではないかと漠然とした違和感を覚えだします。
二人だけでいる時の爛れた関係とそれとは正反対の学校でのいかにも健全なやりとり、そのギャップが背徳感があっていいなと感じました。
そして二人のやることしっかりやってるのにどうも一枚壁があるような距離感、これが結構気に入っています。
表題のこの二人もいいのですが個人的に気に入っているのはその次の話である「暗闇の恋人」です。はたして本当にS、そしてMなのはどっちなのか…一度読み終えると一瞬考えてしまいます。