ハッピー・オブ・ジ・エンド (バンブー・コミックス Qpa collection)

  • 竹書房
4.21
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本棚登録 : 1319
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801973404

作品紹介・あらすじ

「おめでとう、生きてる」
昼下がりのゴミ捨て場、見覚えのある男の声で目が覚めた。

空腹で金もない千紘は新しい"家"探しに訪れた行きつけのバーで
ド好みの男・ケイトに目を奪われ声をかけると好感触。
まさかのホテルに誘われ、いい雰囲気になったところで
突然電マでボコボコに殴られたのが1日前――。

全てを思い出すも、仲間を呼ぶケイトの様子を見て
今度こそ殺されるかもしれないと思いつつ回収された先はアパートの一室。
ケイトの目的はとある探し物で、自分が用無しだとわかると
あっさり「消えて」と言い放たれるが帰る"家"もない千紘で…。


謎めいたどイケ傷害男×人生底辺ヒモカス男
クソみたいな人生、愛に飢えたふたりの歪な協和音

感想・レビュー・書評

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  • ん。しんどい
    似た境遇のふたり
    心が痛む
    幸せになって欲しい

  • ⭐︎3.0
    1巻だけ読書済み

    どうしようもない人間同士にしか分かり合えないことがある。 BLにしてはちょい重めだから、しんどい時には読めないかな。
    電子DMM ライトセーバーより大きめ、穴も白丸

  • 良かった。
    「ゴミと動くオナホどっちが良いかな」に、「動くオナホでしょ」と答えた時の浩然の手の震えが良かった。
    読めて良かった。

  • おげれつたなか先生の進化がすごい。正直なところ商業デビューしたてぐらいの頃の作品は「表情の描き方が良いなあ〜」程度の感想しかなかったのだが、描くキャラクターたちのディティールやストーリーテリング、心情描写、そして何より絵力が、今や物凄い量出ているどの商業BL作品より頭ひとつ抜きん出ている。このハッピーオブジエンドに関しては下北沢トリウッドとかでかかってそうな(行ったことないけど)、ミニシアター系の映画みたいな完成度で衝撃を受けた。というかマジで実写化して欲しい。あとBL以外の作品も見てみたい。(ひょっとしたら知らないだけで出ているのか?)クソヒモ野郎とクズスカウトの「扱われ方ゴミ以下では…?」と戦慄するくらい酷い人生と、そんな中出会った2人が一歩近づいたり離れたりする捻くれた日常。主人公カプのキャラ造形が若干霞むくらい、闇仕事の人たちや人生詰んでる人たちの描き方が夜眠れなくなるくらい恐ろしい。そんなBLある???
    個人的にグッと来るのが攻めの「電マで殴って気絶させる」、「ザー○ンを口に含んだまま電話する」など過去作でも見られるビッチ味、クズ味あるディティールや、受けが胸糞案件に遭遇した際の攻めの行動。話の大筋も細かい部分も予想外の所を回ってくるので手汗で画面が汚れる。先生、早く3巻出してください。

  • 印象的な美しい表紙に惹かれ、手に取ってみたら予想以上に引き込まれてしまった。あまり内面を表出させなかったケイトの、心の柔らかくて脆い部分の描写が秀逸。良い作品に出会えて良かった。

  • 辛い過去がある主人公達の話

  • 浩然が今まで感じなかった痛みを感じるシーンにグッときました。ハッピーエンドに救われます。

  • 不幸な二人が、何とも言えない距離を保ちつつ、何となく淀んだ空気の中を生きていくんだけど、ゆっくりと惹かれあって心を開いていって、最後は救われる。
    肉体関係は最初の方からある割に心の距離が結構あって、だけど同居してるなんだか歪な関係とか、周りの人間や家族の非情さとか、ずっと薄く絶望感漂う雰囲気、私は好きかな…でも、最後は二人で幸せになっていけそうで、後味はいい。
    絵は、きれいだけどちょっと生々しさを感じるのが、少し苦手かな。

  • 冷徹傷害男×底辺のクズ男。

    レビューを見ると両方病んでるみたいな、
    そういうレビューが多かったので、
    表紙の仄暗さからも「闇堕ち系かな?」
    と思って読み始めたんですが、予想外。

    受視点で描かれているので、
    とにかく受の境遇の辛さに胸がつまる。
    読み進めてると、この受は実は面倒見がいいし、
    人に気を使えたりするので、環境が良ければ、
    今と真逆のかなりいい男になってた気がする。

    攻の境遇も悲惨で、気持ちが抜け落ちて、
    無気力無感動な印象。
    そんな2人が少しずつ距離を縮めながら、
    寄り添っていく姿に泣けました(;_;)

    個人的には再生の希望が見えたところで、
    これで完結でもいい気がしますが、
    この作品、まだ続いてるみたいですね。
    2人の行く末を見ていきたいです…。

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著者プロフィール

おげれつたなか
BL作品で「おげれつたなか」、非BL作品で「たなかマルメロ」と筆名を使い分けている。元々は『黒子のバスケ』二次創作メインで「たなかでござる」という筆名で活動。2014年6月、『恋とはバカであることだ』で商業誌デビューを飾る。以降、早い執筆ペースと確かな画力、表現力で一躍人気作家になる。
代表作に、2012年から「Pixiv」で不定期連載され、2016年幻冬舎から単行本化された『ヤリチン☆ビッチ部』(略称『ヤリ部』)。同作はドラマCD化、アニメ化された。

おげれつたなかの作品

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