ビジネスで活かすサービスデザイン-顧客体験を最大化するための実践ガイド

著者 : ベン・リーズン ラヴランス・ロヴリー メルヴィン・ブランド・フルー 高崎拓哉

• ビー・エヌ・エヌ新社 (2016年9月20日発売)

作品紹介・あらすじ

“経営学でも「 サービスデザイン」 はまだ体系化されていない。そのプロセスを、 欧州第一線の実務家がまとめた本書は、まさに最高の入門書だ！”
早稲田大学ビジネススクール准教授・入山章栄氏 推薦

本書では、サービスデザイン分野を牽引するLivework社の創業者を含んだ3名の著者が、ビジネスにおけるサービスデザインの実践方法をわかりやすく解説したガイドブックです。実践に至る前に、2つの章を使い、なぜ今サービスデザインが求められているのかという背景と共に基礎を説明し、その後で具体的な成功事例を交え、顧客体験の改善方法やビジネスの課題に対処する方法、組織の課題に対処する方法を示していきます。消費者・企業・行政に向けたサービスに携わる人のための、顧客体験の作り方がわかる実践的な一冊です。

感想・レビュー・書評

[k-hajimeさんの感想 · 2017年1月5日]

2017.01.04　サービスデザインの本は3冊読んだけれどだいたいその考え方と構造の輪郭が見えた。この本で整理することができたといえる。個々についてはもう少し突っ込む必要がある。1つ難点は、章ごとの文脈のつながりが少し分かり辛いということ。

[tamamura57さんの感想 · 2016年10月10日]

経済や社会そして技術のトレンドを背景とした要求にこたえる為には顧客視点（アウトサイド　イン）からビジネスを創りだし組織を変革する必要があるとして、サービスデザインを用いて、顧客のストーリーを描き出し、ビジネスインパクトをもたらすサービスを創り出す。そして組織課題を克服するまでの実践的な方法論を大枠から詳細へと分かり易い展開で説明する好著です。 ヴァージン、アマゾン、ザッポスは言うまでも無く、日本でも成功しているあの会社とか最近頭角を現しているあの会社など、思い当たるところがあります。

著者プロフィール

ライブワーク社の共同創業者で、2014年には権威あるデザイン週間で「年間最優秀デザインチーム賞」を受賞した。同社の取締役を務め、ロンドンのスタジオで働くリーズンは、今もこの分野の先駆者であり、客員講師としてロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで教鞭も執っている。


「2016年 『ビジネスで活かす サービスデザイン-顧客体験を最大化するための実践ガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」