UX・情報設計から学ぶ計画づくりの道しるべ

制作 : 長谷川敦士(CONCENT) 
  • ビー・エヌ・エヌ新社
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本棚登録 : 92
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784802511100

作品紹介・あらすじ

パス(道のり)とゴール(目標)をデザインする、それがプランニング!

本書は、白クマ本こと『情報アーキテクチャ』でおなじみの情報設計家 ピーター・モービル氏が、不確実かつ錯綜した社会でさまざまなプロジェクトを成功させるためのプランニング(計画づくり)術を、"STAR FINDER"という枠組みにそって解説したものです。

STARは4つの原則、
 ・共有しながら(Social)
 ・具体化しながら(Tangible)
 ・すばやく柔軟に(Agile)
 ・振り返りながら(Reflective)

FINDERは6つの実践、
 ・枠組みを決める(Framing)
 ・想像する(Imagining)
 ・絞り込む(Narrowing)
 ・決断する(Deciding)
 ・実行する(Executing)
 ・振り返る(Reflecting)

となっており、その各ステップには、情報アーキテクチャ(IA)やUXといった分野を切り拓いてきた著者の手法とマインドがつまっています。たとえ計画好きでもノープランが好みだろうと、UI/UXに携わる方にとっては必読です。
答えが見えないなかで、デジタルプロダクトを制作するにしても、サービスを開発するにしても、そしてさまざまな出来事からなる人生を歩むにしても、本書が教える情報設計流のプランニングは非常に有効かつ勇気を与えてくれる指針となるでしょう。

※著者自らによる日本語版あいさつと、長谷川敦士氏(CONCENT)による解説つき!

感想・レビュー・書評

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  • パスゴールスター

  • アレグザンダーに深い共感を示す序文から、エモーショナルな一冊であることが伺い知れる。
    著者の具体的なエピソード、考え方から計画づくりについて学び取ることになるため抽象度が高く、読み手には考えること、咀嚼することが求められる。
    道しるべというには抽象度が高すぎるきらいもあるが、「計画づくり」が大切なものである、ということはこれでもかと伝わってくる。

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著者プロフィール

ピーター・モービル|Peter Morville
情報アーキテクチャの開拓者の1人。1994年からさまざまな人や組織に助言を行い、AT&Tやシスコ、ハーバード大学、IBM、議会図書館、メイシーズ、マイクロソフト、タフツ大学、国立がん研究所、ボーダフォンなどをクライアントに持ってきた。著書に『情報アーキテクチャ 第4版』(岡真由美訳、オライリー・ジャパン、2016年)、『アンビエント・ファインダビリティ』(浅野紀予訳、オライリー・ジャパン、2006年)、『Search Patterns』、『Intertwingled: 錯綜する世界/情報がすべてを変える』(浅野紀予訳、Amazon Services International, Inc.、2015年)。北米や南米、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアでシンポジウムや会議の基調講演を行い、ワークショップを開いている。『エコノミスト』誌や『ウォールストリート・ジャーナル』誌に寄稿し、公共ラジオ「NPR」にも登場。ミシガン州アナーバーで妻と2人の娘、そしてノウジーという名の賢くもいたずら好きな犬と一緒にプランを練っている。

「2018年 『UX・情報設計から学ぶ計画づくりの道しるべ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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