なぜ彼は、コインランドリー投資を選んだのか? (リンダパブリッシャーズの本)
- 泰文堂 (2015年9月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784803007701
感想・レビュー・書評
-
副業を考えてる人にはオススメの1冊。
コインランドリー投資についての物語だが、個人的には経営に関する内容が多いと感じた。
副業を考える上でのヒント、経営していく難しさが伝わってくる。
「売上よりも大切にすることがある」
それは人との関わりである。
どんな仕事でも「人」が関わっており、大切なことはその仕事に関わる人が持っている事情、想い、生活といった全てのことである。
独立するにせよ、社員として働くにせよ、その仕事に関わる人が幸せになるように考える。
少し売上が上がって欲が出てきた時に、目先の利益、お金を優先すると必ず失敗する。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
副業をすることで収入的にも仕事的にも自由になれる。単なるサラリーマンではできない経営の経験や人との触れ合いも貴重だ。そういった収入以外のメリットにもぜひ目を向けるべきだ。
コインランドリーは地元に密着するものだから、
工務店は地元の方にできるだけ頼んだ方がいい。
工務店さんというのは地元の名士だったり、
顔が広い方が多い。そういう方に仕事をしてもらえると、
いろいろ便宜を図ってくれたり、噂話や茶飲話で勝手に宣伝してくれる。
アルバイトは地元の女性、主婦を雇う。
但し、必須条件としてコインランドリーを使ったことがある人とする。
コインランドリーの便利さを知ってもらえれば、絶対に宣伝してもらえる。
コインランドリーの利用率は地方が高い。
車がないと生活できない、っていう場所だと利用しやすい。
洗濯物を車にどーんと乗っけていけるから。
商売である以上、売り上げがきちんと出なくてはいけない。
でも、それ以上にもっと大切なことがある。
ビジネスは畢竟、人と人、心と心の繋がりである。自分一人で何でもできると思ってはいけない。多くの人に支えてもらって、どうにか立っていられるものだ。
失ってからでは遅い。自分を支えてくれるものを理解する必要がある。なにが大切で何のために頑張っているのか。
少し売上が上がった頃が一番勘違いしやすい。
利害だけではなく、人との繋がりで店はできている。資金や道具ではなく、人の想いで店が回っている。
どんな商売でも仕事でも
そこには人がいて
その人たちの繋がりや手助けや思いや感情や
そういうものが積み重なって出来ている。
売上はその結果、目に見える形になったものに過ぎない。
大切にすべきなのは
その店に関わっている色んな人の持っている、
事情、想い、生活、暮らし
そういったすべてのことだ。
目先のお金、利益がすべてに優先すると失敗する。だから経営は面白い。