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- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784803008180
作品紹介・あらすじ
2020年東京五輪の招待選手として来日した巨漢のポリネシアン、マラバ・テマル21歳。やる気なし、食欲あり!クーラーとカラオケとソフトクリームが大好き!!お調子もので、いつでも子供みたいに泣いて笑って。…あきらめ気味の不完全燃焼な毎日を送る"Fラン大学生"太一は、そんなマラバに翻弄されてイラつきながらも気づいていく。「俺だって本当はやりたいこと、あったじゃないか」。だが、学長の黒い思惑で友情に亀裂が。そして東京五輪最終日、奇跡が起きる…。第2回日本エンタメ小説大賞優秀賞作品。
感想・レビュー・書評
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主人公を含む三人の大学生は至って普通の子たちだけど、その他の各設定が独特で面白い。
ただのスポーツ青春物語だろうと思っていたけど、種目がまず「砲丸投げ」というところが小説としては珍しい。
創設されたばかりの無名の大学と、その学長、東京五輪の招待選手として来日した巨漢のポリネシアン、彼マラバ・テマルは砲丸投げ選手でありながらド素人で、大学生の主人公が本番当日までに砲丸投げを教える事になり、そもそもマラバ・テマルの来日の目的は何年も前に口約束しただけの婚約者に会う事で、その彼女は現在婚約者が他に居て…。とにかく「どうなっちゃうの?」と思う要素が序盤から盛沢山。
日本エンタメ小説大賞優秀賞作品だけあって、青春小説というよりもエンタメ小説として楽しめる。
映画になっても面白そう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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