マラバ・テマルとの十四日間 (リンダパブリッシャーズの本)

著者 :
  • 泰文堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784803008180

作品紹介・あらすじ

2020年東京五輪の招待選手として来日した巨漢のポリネシアン、マラバ・テマル21歳。やる気なし、食欲あり!クーラーとカラオケとソフトクリームが大好き!!お調子もので、いつでも子供みたいに泣いて笑って。…あきらめ気味の不完全燃焼な毎日を送る"Fラン大学生"太一は、そんなマラバに翻弄されてイラつきながらも気づいていく。「俺だって本当はやりたいこと、あったじゃないか」。だが、学長の黒い思惑で友情に亀裂が。そして東京五輪最終日、奇跡が起きる…。第2回日本エンタメ小説大賞優秀賞作品。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公を含む三人の大学生は至って普通の子たちだけど、その他の各設定が独特で面白い。
    ただのスポーツ青春物語だろうと思っていたけど、種目がまず「砲丸投げ」というところが小説としては珍しい。
    創設されたばかりの無名の大学と、その学長、東京五輪の招待選手として来日した巨漢のポリネシアン、彼マラバ・テマルは砲丸投げ選手でありながらド素人で、大学生の主人公が本番当日までに砲丸投げを教える事になり、そもそもマラバ・テマルの来日の目的は何年も前に口約束しただけの婚約者に会う事で、その彼女は現在婚約者が他に居て…。とにかく「どうなっちゃうの?」と思う要素が序盤から盛沢山。
    日本エンタメ小説大賞優秀賞作品だけあって、青春小説というよりもエンタメ小説として楽しめる。
    映画になっても面白そう。

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著者プロフィール

山田 明(やまだ あきら)
1961年 、 福岡県福岡市博多区生まれ。福岡教育大学大学院 (修士) 、九州大学大学院(博士)、米国プレストン大学大学院 (修士・博士) にて 研究。福岡教育大学をへて現在、九州共立大学スポーツ学部・同大学院スポーツ学研究科教授。同大学地域連携推進センター所長。 NPO サービス・ラーニング・フォーラム代表、公益社団法人福岡県人権研究所理事、 北九州市社会教育委員 、 宗像市市民参画等推進審議会委員等を務める。所属学会は日本教育学会、日本社会教育学会、日本生涯教育学会、日本生活体験学習学会、日本スポーツ社会学会。専門領域は社会教育学(社会体育)、生涯学習論(生涯スポーツ)、スポーツ行政。主な著書は、『サービス・ラーニング研究~高校生の自己形成に資する教育プログラムの導入と基盤整備~』学術出版会(2008)、『改訂 NIE (教育に新聞を)で町づくり』鳥影社(2015)、『教育の目的』櫂歌書房(2015)、『未来を拓くスポーツ社会学』㈱みらい(2019)。事典執筆として「アメリカのサービス・ラーニング」、「NIE (教育に新聞を)で町づくり」、「福岡県岡垣町における大学と行政の連携」、「筑前大島における学生による健康スポーツで地域活性化」(『生涯学習研究事典』日本生涯教育学会)などがある。

「2021年 『「市民性教育」研究 ~人権意識(認識・行動意図)の涵養に効果的なサービス・ラーニングモデル~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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