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- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784803009460
作品紹介・あらすじ
魔王軍と同盟を結んだミラルディア南部の八都市は、新たな国家『ミラルディア連邦』を結成。俺たちが理想としてきた魔族が安心して暮らせる国づくりは順調に進んでいる。そんな中、ザリア戦での戦利品である一振りの剣がミラルディア最北端の探掘都市の家宝であったと判明。剣を返却して恩を売るついでに、採掘都市を視察しようと考えた俺は極秘で採掘都市へと向かい、太守との面会を果たした。しかし、そこには太守だけでなく、危険な香りを纏う"異国の皇女"の姿もあって…!?南部vs北部の戦いに新たな勢力が登場!ミラルディアの戦いは怒濤のクライマックスへ-!!大幅加筆&書き下ろしストーリー「皇女の休日」を収録!!
感想・レビュー・書評
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ミラルディア大陸の南北統一編、あるいは次なるロルムンド帝国編の緒戦となる第四巻である。
表紙ともなっているロルムンドの皇女エレオラが北部山脈を超えて侵攻してきたことにより、ミラルディアの南北対立は新たな局面へと突入した。魔族との融和を選んだ南部と、それを鋭く拒む北部という対立構造に大きな変化が生じた形である。
そうした政治的な変化がドラスティックに描かれながら、ディテールにもよく気が配られている。この展開のさせ方の巧みさはさすがと、改めて読み直しても感心させられてしまう。
今回も星五つで評価している。今巻でエレオラの他に、元老院の探知術師カイトも登場している。彼に翻意を促すヴァイトの挿絵が入っているところなどは、良いチョイスだとこれまた感心させられるところである。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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