優しいあなたが不幸になりやすいのは世界が悪いのではなく自業自得なのだよ

著者 :
  • 大和出版
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本棚登録 : 96
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784804705972

作品紹介・あらすじ

「私が幸せになれないような世界なんか消え失せろ!」と泣く前にすべきことがある!

これまで、あなたは、
「良かれと思ってしたことが裏目に出る」
「優しくした相手に傷つけられる」
「舐められやすい」
などの経験をしたことはありませんか――?
少しでも思い当たるところがあれば、是非、ページをめくってみてください。この本はそんなあなたのための本です。
「飾らない言葉が響きました!」「愛ある鞭で人生に希望を持てました!」と話題の著者が、恋愛・家族・仕事・友人の4つの切り口から解説します。
これからは、ちゃんと自分を大事にして幸せになろう!

感想・レビュー・書評

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  • 優しい人が不幸になりやすいのは「自業自得」ってヒドくないですか? 『優しいあなたが不幸になりやすいのは世界が悪いのではなく自業自得なのだよ 』 | BOOKウォッチ
    https://books.j-cast.com/topics/2021/07/02015488.html

    優しいあなたが不幸になりやすいのは世界が悪いのではなく自業自得なのだよ-藤森かよこ-大和出版
    https://daiwashuppan.com/isbn9784804705972.html

  • これは好き嫌いが分かれるかもしれないけど、
    刀でバッサバッサ斬っていくかのような語り口は、
    私には爽快で、うんうん頷くものだった。

    たとえば、
    夫と離婚したいけど子供を片親にしたくないから
    子供のために我慢している、という人がいる。
    たとえば、
    親をみないとならず、自分の楽しみも結婚も旅行も人生さえ諦めた、という人がいる。
    たとえば、
    会社で理不尽な扱いを受けているのに、
    辞めることもせず、我慢している人がいる。
    こういう人達は、子供のため、親のため、会社のみんなのため、頑張っている優しい人達なのか?
    いやいや、けしてそうではない。

    もしかしたら、優しさだと勘違いしてるだけで、
    観察力不足や、思考不足が招いた結果ではないのか。自己犠牲は優しさではない。
    離婚しないと選択したのは自分であり、親をみるのも、会社を辞めないのも自分の選択なのだ。
    それを、子供のためとか、親のせいでとか、転嫁してはいけない。
    男に貢いで貯金を失ったとしても、そんな男と付き合い続けたのは自分なんだから、被害者ヅラしてはいけない。
    優しさを発揮する相手と場所と機会を間違えてはいけない。

    この本は、クズ人間に利用されることなく、損することなく、優しさの内実を検証して、高次元の優しさを獲得して、幸せな人生を創ってほしいという、
    著者の愛ある叱咤激励だと思う。
    行政や、法律や、しっかり調べて学ぶことで回避される不幸もあるのだ。

    よしよし頑張ったね、とは言ってくれないけど、
    書かれているのは慰め(癒し)や共感ではなく、
    しっかり生きていきなさい!! ということだ。
    参考文献もたくさん書かれている。

    私は、とてつもなく励まされた。
    自分の人生は自分で引き受けるものだ。自分で守るものだ。しっかり生きていくぞ!!!

  • 自分を愛すること、自分を大切にすることを追求してこそ、人を愛し、大切にすることができ、「優しさ」を実践できるようになる。
    そんな普遍的でみんな知っている原理原則だけど、具体的にどういうことなのかが分からなかったり、人によって解釈が大いに分かれる大命題に対して、下世話で具体的なネタを駆使し、圧倒的な分かりやすさで表現してくれている。
    人や社会に貢献し、尽くし、価値を提供し続けるにあたり、絶対的に整えるべき自分自身の人生哲学、情緒、倫理観。今の世の中に求められるコンテンツ。

  • ちょっと言葉のキツい表現が目についたが、
    きっとこれは叱咤激励なのでしょう!

    世の中の「優しいは正しい」的な意見に、
    もともと自分は反対意見なので、
    まぁ、そうだよね〜と思った内容だったかなと。

    優しすぎる人の中には、
    人に優しくしてるように見せて、
    実際はそれって自分に甘かったり、
    他人のせいにしちゃってたり、、
    はたまた依存してたりする人が多い。

    なんで自分ばっかり…とかクヨクヨしてしまう
    ナイーブな心の方には参考になるでしょう

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著者プロフィール

藤森かよこ(ふじもり かよこ)
1953年、愛知県生まれ。南山大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程満期退学。元桃山学院大学教授。元祖リバータリアニズム(超個人主義的自由主義)の提唱者で、かつアメリカの国民的作家であり思想家のアイン・ランドの大ベストセラー『水源』、『利己主義という気概』を翻訳。著書に『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。』(KKベストセラーズ、2019.12)、『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つ ろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。』(KKベストセラーズ、2020.12)、『優しいあなたが不幸になりやすいのは世界が悪いのではなく自業自得なのだよ』(大和出版、2021.4)、『馬鹿ブス貧乏な私たちが生きる危機の時代の「愛と性」』(KKベストセラーズ、近刊)がある。

「2023年 『ニーチェのふんどし いい子ぶりっ子の超偽善社会に備える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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