買わない暮らし。 片づけ、節約、ムダづかい……シンプルに解決する方法

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  • 大和出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784804706009

作品紹介・あらすじ

セールに行って、こんな気持ちになっていませんか?
「先月まで2万円だったジャケットが今日は半額なんて、とてもお得なんだ」
「このチャンスを二度と逃したくない!買いそびれたくない!」
「一番のお値打ち品を、ほかでもない私が勝ち取るのだ」
「せっかく来たんだから、買わないと損!」
そうだとしたら、買わずにいられない“足りないマインド”に支配されているのかもしれません

「送料無料につられてしまう」「『複数買うとおまけがつく』に弱い」「まとめ買いがお得だと思っている」あなたへ。
「足りないマインド」だから、「もっと持たなきゃ」と、ついつい買って、部屋にモノが増えて倉庫のようになり、不安や不満が募ってしまうのです。
必要のないものは、そもそも買わないこと――。
そのためには、まず「買い物習慣」を変えましょう。
カナダ在住の人気ブロガーで、ミニマリストの著者が、今よりもっとシンプルに生きる知恵を教えます!

感想・レビュー・書評

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  • 年末にまとめ買いした本シリーズ。題名に「買わない」とあることから、買うべきでないと思いながらネット注文。年末は心に余裕がなかったんだろう。この本でリーテルセラピーなる言葉を学んだ。買い物をして気分を癒す。悪いことではないけど、買ったものを好きでいられるかということに尽きると思う。今年ネクタイの福袋を買った。売れ残っていて中身を見せてくれていたからだ。年末にネクタイを買おうと見て気に入ったものが半値以下で買えた。要らない2本のネクタイと共に。私も死蔵品がたくさんある。この本を読みながら捨てたものは、愛用して擦り切れてしまったネクタイ5本だった。

  • そうだよね!今考えると「せっかく来たんだからなんか買わなくっちゃ」ってバカみたい。
    欲しいものないのにセブンに入るって、何?


    ながーい催眠術から解けた感じです。

  • 「リテールセラピー」という言葉があることを初めて知った。買い物時において、人は、「これから何か新しいものを手に入れるんだ」という買う前の期待感に、最高潮のドーパミンを出すらしい。だから、いったん買ってしまうと、幸福感がみるみるしぼみ、また別の物を買いたくなるそうだ。

    これのどこがセラピー?ただの買い物依存症患者を増やすだけで、セラピーとして成り立つのか?と疑問に思った。というのも、私自身、ショパホリック的なところがあり、散在しまくっては落ち込む時期があったからだ。

    本当の幸せを手に入れるためには、買う前に訪れる快楽よりももっと魅力的な、本当に求めたいものを追求するライフスタイルにすることが、大切なのではないか。

    例えば、「この時計を買ったら、上品で素敵」と思ったのなら、本当に得たいのはリッチで美しい自分である。だとすれば、本当に必要か分からない時計を買うより、リッチな人がしているであろう必要な物だけ買う習慣、物を貯めない習慣を見習って、買う必要があるのか、一度立ち止まって吟味する習慣こそが、本当の幸せに繋がるはずだ。

    買い物が魅力的であることは、この本で痛いほど分かった。だから、私にとって大切になことは、「それを買うことで、本当に求めている姿に繋がる?」という問いかけを、買い物をする度に、忘れずにすることだ。

    捨てる時間を決めて、必要なものだけ管理できるように物を減らすと共に、入ってくるものを目的を持って慎重に選ぶ。
    そんなライフスタイルにシフトして、本当に得たい、豊かで穏やかな生活を手に入れたいと思った。

  • 定期的にお金の使い方や所有物の見直しをしているので目新しさはなかったが、
    シンプルにスッキリと生きていくためのエッセンスが凝縮されている一冊だった。
    押し付けがましさがなく、ヒントを教えてくれる、そんな本だった。

    ★モノを手放すかどうか検討する際の6つの質問
    ・いつも使っている?
    ・無理して使っていない?
    ・持つ意味がある?
    ・今、買うべき?
     (今それを持っていないとして、
    今日の自分が同じお金を出して買うか)
    ・理想の生活に貢献する?
    ・なくてはならない物?

    ★お金の使い方について
    ・ニーズ:必要なもの
    ・ウォンツ:ほしいもの
    に分けることを意識すると無駄遣いが減る。
    手持ちのお金は主にニーズの購入に使い、ウォンツを買うのはほんの少しにすることを心がける。

  • だいたい知っていた…期待していた内容とも違ったので飛ばし読みしつつ、重要なところマーキング◎

    p.64 小学校の卒業文集に乗っていた先生たちに贈る言葉で、今でも覚えているものが1つだけあります。「空気や音楽など、目に見えないものを大事にしよう」。これを見たとき、「なるほどね。確かに空気音楽は、ないと困るよね」と思いました。先生の言葉に、妙に納得したことを、今も覚えています。言われてみると、人間関係、愛情、友情、気遣い、まなざし、想像力、ゆったりと流れる時間、楽しい時間、穏やかな気持ち、達成感、自由。皆、目に見えません。どれも大事ですが、目に見えない分、わかりにくいし、あるのが当たり前だと思いがちです。普段忙しく暮らしていると、こうしたものの、素晴らしさになかなか気づけません。代わりに、目に見えるわかりやすいものを追い求めてしまうのです。かつて私はたくさんものを買い、部屋に置いていました。かわいいな、素敵だな、と思う。気に入ったものをたくさん持てば、幸せになれると、なんとなく思っていました。ところが、お気に入りであるはずのものをたくさん揃えても、気持ちは満たされませんでした。私が本当に求めていたのは、ものではなく、そのものを手に入れると起こりそうな生活だったからです。

    p.81 『7つの習慣』
    人のやることを4つに分けています。
    ①緊急で重要なこと
    ②緊急では無いけれど、重要なこと
    ③ 緊急だけど、重要ではないこと
    ④ 緊急でもないし、重要でもないこと

    充実した人生を送るためには、「緊急ではないけれど、重要なこと」をやらなければいけない、とコービー博士は言っています。例えば、体力づくりや、人間関係の構築、これからやりたいことの準備や計画、心身をリラックスさせることなどはどれも大切なことです。

    p.96 マネーシェイム
    「お金のことをあれこれ言うのは、下品なことだし、人と話し合うトピックでもない」と思っていました。その根底にあったのは、「お金は汚いもの」と言う意識です。

    p.100
    ・夫のボーナスが出たから収入がすごく多かった(200万くらい)→ネガティブな感情を抱く。(なんであの人ばっかり。わたしはこんなに節約をがんばっているのに。不公平だ)

    世の中に、お金のパイが1つあり、そのパイのかなりの部分(この例で言えば200万円)が、他の人のところに行くと、自分のところに回ってくる分がなくなると思うから、不公平だと感じます。

    人と比べることが多いと、こういう気持ちになりやすいので、あまり他人の生活と自分の生活を比べないほうがいいです。人と比べなくても、いろいろなものが足りないと自分で決めつけてひがむこともあります。幸せなのに、「こんなふうに、いつまでも幸せが続くわけではない。今にきっと悪いことが起こる」と取り越し苦労をするのです。

    確かに、徳川家康が言ったように、この世の中は「禍福はあざなる縄のごとし(幸せと不幸せが縄のようにより合わさっていること)」であり、良いものと悪いものを共存し、誰にでも良い時と悪い時があります。けれども、幸せな時は、次に来るであろう不幸を恐れ、不幸な時は、その不幸に打ちひしがれて、ずっと不幸のままの人がいます。こんなふうに感じるのも、幸せはパイ1つ分で有限であり、誰かが既にかなりの分をとってしまっていると言う考え方をしているからです。

    p.106 たっぷりあるマインドの人は、「人の役に立ててよかった」と素直に喜びを感じます。しかし、足りないマインドの人は、「ただ働きして損した。ありがとうすら言ってもらえない」と恨み、がましい気持ちになりがちです。心に余裕がないから、「こんなに働いたんだから、俺ぐらい言ってよ」と思うのです。足りないと思っている人は、足りない分を埋めるために、常に他の人から「少しでもいいから取ろう、もらおう、奪おう」としています。たっぷりあると思っている人は「いっぱいあるから、他の人にちょっと開けよう」と思います。

    p.156
    〈生きるのにどうしても必要なもの(ニーズ)〉
    ・住む場所(自分の身の回りのものを斬って、寝起きする場所、お風呂付き)
    ・食べ物、水、暖房
    ・最低限の衣類、履物など
    ・仕事
    ・健康保険、社会保険等
    ・最低限の食器
    ・最低限の寝具
    ・ボールペン1本とノートかメモ帳
    ・老眼鏡
    ・必要なものを入れる最低限の家具や入れ物
    ・持ち物や、自分をメンテナンスするためのもの(波野手入れに使うものなど)

    〈生活するために持って入るべきもの(ニーズとウォンツの中間)〉
    ・パソコン(仕事に使用)
    ・スマホ(なくても生きられるがあると非常に便利)
    ・インターネット
    ・プリンタ(仕事に使う)
    ・机の上に乗っているライト(夜使う)
    ・仕事に必要な書類や書籍
    ・フランス語の辞書や本とか(これは人生を豊かにするための趣味のグッズ)
    ・ぬりえ本と画材(これも趣味のグッズ)
    ・銀行口座、クレジットカード、パスポート
    ・置き時計
    ・フィットビット(活動量計、万歩計、健康管理に使う)
    ・ミニトランポリン(これも健康維持のため)
    ・ドライブラッシングに使うブラシ
    ・精油(エッセンシャルオイル。健康管理に使う)
    ・バック、財布、ジョギングシューズ

    〈欲しいもの(ウォンツ)〉
    ・その他、自分が持っているもの全て

  • 入門書。もう少し深いかなあと思いました。お金の使い方、家事はだいたいは同じ内容

  • かなりの量を捨てて部屋を片付けたので、リバウンド防止にこちらの本を参考にしたい。

    以前なら○○%OFFの文字に惹かれて「買わなくちゃ!」とアドレナリン放出に任せて買い物していたが、本文にあった”買わなければ100%OFFです”の言葉にハッとした。今後の衝動買いの抑止力になれば…。

    ただ、髪はやっぱりシャンプー、トリートメントでケアしたい(本書ではお酢リンスを推奨していたが…)と思った。

  • ・買い物のハードルを上げる。
    <例>
    (1)ショップにクレジットカード情報を登録しない(都度入力)
    (2)アプリを使わない
    (3)定期購入を利用しない
    (4)ショップをブックマークしない(都度検索してアクセスる)

    ・家も所有物のひとつです。どんなものでも所有すれば、その物の管理に時間とお金を取られます。

    ・家を買うと経済的なリスクを背負います。苦労して買ってもあとでいらない物となって、その管理に精神的、経済的に苦労するのです。ストレスは万病のもと。家を買わなければストレスを抱えることもありません。

  • Amazonタイムセール祭りの度に1万円分買わなくちゃ!と習慣になっていた私にとって目から鱗な内容でした。人はなぜ買い物をするのか、その理由を多くの視点から紐解いてくれているので私はとても腑に落ちました。読んでよかったです!

  • ストックの罠。、少ししか在庫がないと節約して使うが、たっぷりあると思うと、じゃんじゃん使ってしまう。
    あると愛着が湧いてどんなものでも取っておきたくなる。
    本当に必要かどうか考えながら買う必要があるのはよく分かった。

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著者プロフィール

カナダ在住の60代ミニマリスト。1959年、愛知県生まれ。かつてはものに囲まれた生活を送っていたが、あるときため込んだものの多さに疲れ、シンプルな暮らしを志すように。1996年にカナダへ渡り、以後25年以上暮らし続けている。50歳のとき、経済的不安を感じ、本格的にミニマリストになる。夫と娘の3人家族で、現在娘は独立し夫と2人暮らし。ブログ「筆子ジャーナル」では、持たない暮らしや海外のミニマリストに関する情報を発信。著書に『1週間で8割捨てる技術』『それって、必要?』(いずれもKADOKAWA)、『書いて、捨てる!』『買わない暮らし。』『本当に心地いい部屋』(いずれも大和出版)がある。

ブログ「筆子ジャーナル」
https://minimalist-fudeko.com

「2023年 『身軽に、豊かに、自分らしく 50歳からのミニマリスト宣言!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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