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- Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
- / ISBN・EAN: 9784805707333
作品紹介・あらすじ
本書は、司法制度改革の目玉の一つである裁判員制度と裁判員裁判における量刑の重要課題となる死刑の存廃の問題について裁判員(候補者)のための副読本にもなりうることを意図して書かれた。弱冠23歳で判事補に任官し、84歳の今もなお現役の法学研究者の立ち位置で著作活動を続ける筆者が一種の遺言のつもりで書いた著作。著者の裁判官、弁護士の経験と訴訟法、裁判法の研究の蓄積に一市民としての生活体験、常識を渾然一体とした裁判法学を樹立したいという野心的な念願も潜んでいる。附篇の『裁判とは何か――市民のための裁判法講和――』はそれだけでも裁判員(候補者)ないし一般市民にとって裁判全体を的確に理解するために好個の読み物となりうるだろう。