気候危機とドイツ国際私法 (日本比較法研究所研究叢書)

著者 : 山内惟介

• 中央大学出版部 (2023年12月10日発売)

作品紹介・あらすじ

二酸化炭素、メタン等の人為的排出増で温室効果ガス濃度が、また地表・海水の温度や海面水位が上昇した。氷塊の融解もあって、土壌の乾燥、森林火災、線状降水帯、水害等、異常気象が頻発している。地球温暖化は、動植物の生態だけでなく、農作物の収穫等を含むわれわれの日常生活に深刻な影響を及ぼしている。政治も経済も気候変動対策の必要性を訴えるが、気候危機への歯止めはかからない。既存の立証原則と結び付いた不法行為制度も環境破壊の歯止めとなっていない。自然の権利を構想するなど、主権国家ごとの改善策もみられるが、世界の司法と法律学には、気候危機の克服に向けて、国家法の壁を超えた打開策の提示が求められている。

感想・レビュー・書評

[学習院大学 法経図書センターさんの感想 · 2024年2月19日]

東2法経図・6F開架:329.8A/Y46k//K

著者プロフィール

中央大学名誉教授

「2023年 『気候危機とドイツ国際私法』 で使われていた紹介文から引用しています。」