フランス十七世紀演劇集 悲劇 (中央大学人文科学研究所翻訳叢書 4)
- 中央大学出版部 (2011年2月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (597ページ)
- / ISBN・EAN: 9784805754030
作品紹介・あらすじ
フランス十七世紀演劇の全体像の理解には、コルネイユ、モリエール、ラシーヌ以外の多くの埋もれた劇作家たちの作品を知らなくてはならない。すでに「喜劇」を刊行したが、「悲劇」では隠れた悲劇の名作4篇を取り上げた。アルディの『セダーズ』は十七世紀演劇の原点ともいうべき作品である。トリスタンの『マリヤンヌ』は十七世紀前半を代表する傑作と目される。ロトルーの『真説聖ジュネ』は劇中劇の傑作、トマ・コルネイユの『ティモクラート』は「十七世紀で最大の当たり」をとったと人気作である。以上の4篇を含めた悲劇の流れの理解の助けとして、「十七世紀フランス悲劇概観」を付した。