ボードレールのサディスム (ちゅうせき叢書)

著者 : 及川馥 ジョルジュ・ブラン

• 沖積舎 (2006年8月1日発売)

作品紹介・あらすじ

術士(マージ)やダンディの"自己偶像化"の願望と、サド=マゾ的な仮面をまとう他者への願望(失墜においやる放棄の本能)との間にゆれ動くボードレール像。

著者プロフィール

1932年宮城県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程修了。フランス文学専攻。茨城大学名誉教授。主著に『バシュラールの詩学』『原初からの問い──バシュラール論考』（法政大学出版局）、訳書にバシュラール『近似的認識試論』『科学的精神の形成』（共訳、国文社）、『大地と意志の夢想』（思潮社）、『夢想の詩学』（ちくま学芸文庫）、『エチュード』『水と夢』（法政大学出版局）、セール『生成』『離脱の寓話』『両性具有』『第三の知恵』『天使の伝説』、『自然契約』（共訳）、『アトラス』（共訳）、トドロフ『はかない幸福─ルソー』、『象徴の理論』（共訳）、『象徴表現と解釈』（共訳）、『批評の批評』（共訳、以上法政大学出版局）ほか。

「2021年 『パラジット〈新装版〉 寄食者の論理』 で使われていた紹介文から引用しています。」