図解中国のしくみ Version2: 2時間でわかる

著者 : 稲垣清

• KADOKAWA(中経出版) (2000年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[teeegoさんの感想 · 2019年9月13日]

まず内容が古い。江沢民が総書記のころのものであり、内容は頷くところや、成る程というところがあるも、まず標題として売り文句の2時間でわかるといった内容ではなく、表面的にサラッとしたもので面白みが抜けている。どうせなら、各項目(たとえば中国の政治のしくみ)で分けているが、それぞれで独立した本を出せば良かったのではなかろうかと思われた。

[ozwizardさんの感想 · 2012年12月1日]

中国という国の生い立ち、今の経済から政治、文化を一通り学ぶには良い本だと思います。本が書かれた時代がちょうど、中国の政権交代の１サイクル前、つまり胡総書記の時代のものです。いまの総書記の習氏がトップ７に入ってきたころのものです。
基本的には中国の政治構成や経済体制、古代中国から現代までの歴史、中国建国の過程など、シンプルにわかりやすく書いています。また、中国人の特性（いわゆる中華思想）の話なども書いており、中国に興味のある方、あるいは中国に旅行にいくとかそういう方は読んでおいたほうが良い本だと思います。