ディベートの基本が面白いほど身につく本―論理力・説得力・対人力が高まるトレーニング

著者 :
  • KADOKAWA(中経出版)
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本棚登録 : 121
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806126942

作品紹介・あらすじ

論理偏重のディベートの捉え方に懐疑的な著者が説く、新しいディベートの見方・考え方・やり方。机上の空論ではない、日常生活やビジネスに確実に活用、応用できるディベートのあり方を紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 理屈をこね回してどうとでも言い負かす乱暴なテクニックだと思っていたが、物事を多面的に捉えて色々な立場を理解できる、むしろ二項対立を超えた広く複眼的な視野を身につけられるテクニックだと思いました。

  • いろいろな大学でも、教科書として採用された本書。ロングセラー書籍です。

  • 競技?としてのディベートに主眼をおいており、日常のシチュエーションと関連づけにくい。ただし、考え方はとても参考になる。量も少なく読み切りやすかった。

  • 「豊富な図解でポイントすっきり」ディベート初心者の私でもスッキリわかります。
    ディベートという言葉は知っていても、実際にどういう手順をふめばいいのかがわからなかったのですが、図式になっていて「知りたいことがすぐわかる」本です。他にいくつかディベート関連の本を見ましたが、これが一番わかりやすいと思いました。

  • 前読のサンデル教授の授業に触発されてか、『ディベート』をちょっと掘ってみようと思い、本書にめぐり逢いました。

    『ディベート』っていう言葉の印象って、人を論破するための、なんだかちょっと理屈っぽいイヤな奴が得意とする分野って感じでしたが、この本はそのイメージをかなり変えてくれることになりました。

    『論破するのは自己満足にすぎない』と冒頭で語った後で、

    ディベートとは論理力を磨くことだと定義をして、

    ・ロゴス=論理で分かりやすく情報を整理し、

    ・パトス=感情、感動、情熱に訴えかけ、

    ・エトス=信頼・安心される人柄で、相手の心に届くようにする

    と、かなりプレゼンテーションのノウハウに近い内容になっています。これはディベートというゲームが、審判という観客にアピールして勝敗をつけるという性質上、共感や理解を得るプレゼンテーションという技法が基礎になるのは当然のことだと思いました。

    プレゼンテーションと大きく異なるのは、ディベートは相手あってのゲームなので、議論がインタラクティブに行われ、臨機応変な対応が求められる側面は、プレゼンテーションとは大きくことなるポイントなので、その手法についても述べられていきます。

    これまで単なる人を打ち負かすための手法だと勘違いしていたディベートでしたが、いろいろなビジネスシーンで役にたつ有益なスキルだということが理解できました。

    ・『立論』の5大争点は、そのままビジネスの問題解決のアプローチに使えますし、
    ・情報を観客に届ける技法は、プレゼンテーションそのままですし、
    ・情報収集の重要性は、立案の基本です。

    海外それも特にアメリカの方々が理路整然と議論を展開できたりする能力って、こういうレッスンの賜物なのだなと改めて感心させられます。よく何でもかんでも議論しがちな彼らの態度って、なんだかウザイなぁって今まで思っていましたが、こういうゲームに慣れ親しんでいるので、お互いの理解を深めるためのちょっとしたお遊びみたいなもんなんだろうと、ちょっと納得したような気もしました。

  • ディベートと言うイベントの説明に主眼が置かれた本。
    ビジネスシーンにおけるディスカッション力の向上につながる事を期待して購入したので残念でした。
    ミラクルワードの大切さを教えてくれた本。

  • あまり面白い内容ではなかった。

  • やっぱ読んだだけじゃ身につかないっす

  • 影山さん所有
    →10/05/09 南井レンタル

  • ■書名

    書名:ディベートの基本が面白いほど身につく本―
       論理力・説得力・対人力が高まるトレーニング
       (知りたいことがすぐわかる)
    著者:太田 龍樹

    ■概要

    ディベートとは何なのか?ディベートすることが何が
    得られるのか?など、ディベートについて基本的な部分が
    まとめてある本

    ■感想

    ディベートの基本というものが少し分かった気がします。
    細かい順番の名称などは、完璧に覚えてはいませんが、
    ディベートが何なのか?という点は分かりました。

    ディベートは、"ルールがある、相手がいてこその議論"
    であり、相手を負かすことが目的ではなく、第3者に自分
    の主張を伝えることが目的のゲームです。

    面白いのは、自分の意見を通すことに意味は無く、相手の
    意見を受け入れて、自分の意見を主張することだと思い
    ました。

    これが出来るには、様々な力が必要になると同時に、事
    前のデータ収集が非常に重要であることも分かりました。

    ディベートの基本を知りたいのであれば、この本は分か
    りやすく面白かったです。

    ■共感できた点

    ・人の話は必ずメモを取る。

    ・全ての人や物事を疑いなさい。

    ■この本を読んで思い出した点

    無し

    ■新たな発見があった点

    ・ディベートを思考ツールとして利用するには、日常で
     論題を表面化させることが重要です。また、考えなけ
     ればいけないテーマを顕在化させることも重要です。
     (根本的な問題を発見するのに役に立ちます。)

    ■その他

    ・ディベートの順番
      肯定側     否定側
      1.立論     2.反対尋問
      4.反対尋問   3.立論
      6.反駁(はんばく)5.反駁
      8.最終弁論   7.最終弁論

       立論・・・・自分の主張を発表
       反対尋問・・相手の主張に対する、言葉の定義な
             どの疑問点を質問
       反駁・・・・相手の主張に対して、根拠などを聞き
             意見が論理的であるかを問う
       最終弁論・・自分の主張を発表

    ・ディベートのルール
     - 時間制限を設けよ
       大体いつのフェーズで一人3〜5分?
     - 主張するなら"客観的"な根拠を示す
     - 内容と人格は切り離すこと
       立場が上だから正しいことを言っていることには
       ならない。

    ・哲学とは?
      その議論の基本的なスタンスであり、自分の立ち軸
      である。ここが無いと相手の意見を受けて、自分の
      主張をすることが出来ない、1番大事な部分である。
     

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著者プロフィール

太田龍樹(おおたりゅうき)

1972年生まれ。ディベート団体バーニングマインド創設者。
論理競技であるディベート大会「ディベートマニア」で6連覇を達成し、その後、社会人のための実践的なディベートスキルの啓蒙と普及に努める。
31年間の「知識・スキルの蓄積」と「実践経験」を基に、のべ1万人を指導。指導実績に裏付けされた指導法は、初心者でも「わかりやすく学べる」「実践できる」と好評を博している。
バーニングマインドは、官公庁、企業、大学など様々な世界に身を置く人々が、社会人として現場で使える「論理的思考力」「コミュニケーションスキル」を身につける手助けをする組織。企業研修以外にも、一般ビジネスパーソン向けのトレーニングや講演会を主催している。
ベストセラー『すごい説得力』(三笠書房)、『思いどおりに人を動かす 超一流のすごい説明』(ナツメ社)など著書多数。

「2021年 『一番いい答え - 絶対後悔しない最適解の見つけ方 -』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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