- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806134213
作品紹介・あらすじ
求人倍率1.62倍なのに、就活がうまくいかない。買い手市場なのに、採活がうまくいかない。内定が取れる学生、企業が欲しがる学生はごく一定の学生に限られ、その学生たちを奪い合う「就活格差」の時代がやってきた。
感想・レビュー・書評
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学生、企業両方の視点に立っており、たとえば、低偏差値大学や地方大学の学生への助言、自社の強みのたな卸しやオープンな情報提供など、それぞれの処方箋について的確に述べている。本書は3年前の本だが、しかし、今でもほとんど企業も学生も変われていないのが実情ではないだろうか?学生と企業の関係は、ほとんど変わっていないように感じる。また、リクルートの力が落ちているというのは、意外だった。
本書を読んでみて学生にアドバイスをしたいこと:ソーシャルネットワークを活かし、社会人に一人でも多く会うこと。
本書を読んでみて企業側にアドバイスしたいこと:学生と自社の社員が出会う場を作ること。縁故採用に限定した岩波書店、重い課題を課すライフネット生命は、率先して、自社ならではの取り組みを行っていると言える。
<目次>
はじめに
第1章 「就活」の現場で、いま何が起きているか
−“内定格差”“採用格差”が年々広がっている
第2章 就活生の「就活」の実態
−コミュニケーションが苦手で自己実現中毒になっている学生たち
第3章 企業の「採活」の実態,
−適性検査、エントリーシート、面接はどう使われているか
第4章 「就活」はこれからどうなるか
−「どの大学・学部が有利なのか」など、就活の気になるポイント
就職情報会社
地方学生
人気企業ランキング
「お得」な大学・学部
低偏差値大学
第5章 就活生と企業、それぞれどうするべきか
−よりよい就活・採活をするためにはどうすればよいか
2012.09.11 読書開始、同日読了。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これは文句無しに面白い。
今まで断片的に見え聞こえしてきた現在の就職活動の現状やそれを取り巻く環境の変化等を正確にかつ網羅的に理解することができた。
学歴格差
情報格差
行動格差
なかなか根が深いが、特に下の2つは本人の努力次第で克服可能なのではと、三流大学の教員である私は思うのだが。
この本に書かれていることはすべて奥が深いのだが、多くの就活生は表面だけマニュアル的に読み取って間違った理解をしてしまうのだろうな、残念だけれど。 -
もっと早くに読めば良かった・・・・・・!!
と後悔したほど、就活へのイメージや心構えが変わりました。
これから就活をするにあたって、就活"必勝法"などないことがわかります。
大分県立芸術文化短期大学:
雪雲 -
377.9-ツネ 300059888
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就活の情報格差、大学格差、経験格差など様々な格差について論じている。
他の就活本と書かれていることが大体似ているので新しい情報はなかった。
大体30~40分あれば読めました。 -
中身薄い。ブックオフで105円なのも納得。
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学生にとっての「就職活動」は、企業から見れば「採用活動」。
企業側の考えることが分かって参考になりました。
「格差」についての考察や、就活の具体的な方法を求めて読むと
がっかりするかもしれませんが、
就活とそれを取り巻く現状を知るのには、大変便利な一冊でした。 -
いわゆる「就活本」だが、ノウハウが書いてあるわけではない。
日本の、もはや茶番と化した就職活動について、著者は警鐘を鳴らしている。
まさに今、就活をせんとしている身としては、目に鱗。
世の中は不況だ、なんだと騒ぎたて就職活動中の学生は被害者づらをしているが、現在のような状況に陥っているのは何も企業側や政府のせいだけではないのだ。いろいろな要素がからみあっている。
現状に嘆くことなく、強い就活を目指そう。 -
就活関連の本を何冊か読みましたが
そこまで新しく情報を得ることはなかったかなぁ・・・
この著者の『強い就活』のほうが、断然有益!
ネットだらだらじゃなく、有料情報を得ないとですね。
機会はいっぱいあるんだし、自分の行動次第かな☆