コクヨの1分間プレゼンテーション

著者 :
  • 中経出版
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感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806141488

感想・レビュー・書評

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  • とりとめもなく話していると1分どころか10分でもすぐに過ぎてしまいますが、前もって準備しておけば1分間でも自分のいいたいこと(結論)が伝わると思っています。

    外資系に勤務する関係で、英語を使っての伝達は時間が短いほど自分に対する負荷も減るので転職を境にそれを強く意識するようになりました。

    この本ではプレゼンテーションの技術について、1分間のなかでもプレゼンを完結できる極意(疑問投げかけ、結論、理由説明)を説明しています。

    特に、最後に触れられていたエンディング時にイメージしておく3つのポイント(p212)は私が今後資料を作成するうえで役に立ったポイントでした。

    以下は気になったポイントです。

    ・情報取集力は、取捨選択力・文章構成力・キーワード力、である(p14)

    ・プレゼンする上で大事なのは、「話す自分」と「話している自分を客観的にチェックする自分」を分解して考えること(p16)

    ・1分間プレゼンテーション(400字、5秒の文章を12個)でも、適切なシナリオを作成し、それをいかに適切に話し、伝えるかがポイント、資料はそれをサポートする役割(p26、88)

    ・疑問(興味をそそる問いかけ):15秒、結論(驚きを与える):10秒、理由(納得を与える):35秒(p28)

    ・結論では、具体的内容を発信することで、聴き手の心をしっかりつかむ(p50)

    ・発言していると、心の中の状況は聴き手にしっかりと伝わるので、心を込めて話すようにする(p92)

    ・話すスピードを落とすのではなく、間(2秒間)を上手にとることを意識する(p94)

    ・基本的には断定、強調のイメージである「べき」を使い、反対意見もあると思われる場合は「思います」を使う(p103)

    ・語尾をしっかりと言い切るために「。」も言おうと努める(p104)

    ・「大切・重要」や「問題・疑問」といった言葉は、文頭に持ってくる(p106)

    ・前に出て話すときは、両足に均等に力をかけて、ビジッと立つ、足は肩幅よりも少し狭いくらい(p116)

    ・常に付箋を持ち歩いて、アイデアを書きとめる癖をつける(p132)

    ・口角を少し上げたくらいが自然の顔の表情としては良い(p144)

    ・たとえ30分あったとしても、聴き手が覚えられるメインメッセージは1つ(p154)

    ・パワーポイントの資料は1分:1枚のペースで付箋を活用して作成する(p164、168)

    ・エンディングのイメージとして、1)なぜ自社に頼むべきか、2)お客様とどのような関係を作るか、3)初めに行うアクションを明確にしておく(p173)

    2011年11月23日作成

  • プレゼンの基礎は一通り網羅している。
    プレゼン初心者は、まず最初にこの本を読むべき。

  • 「一分間に人が喋れるのはだいたい12センテンス」「原稿用紙1枚分」そう考えると少ないなあ。ツイート3つくらいってことか

  • んーいまいち他のプレゼン本との違いがよくわからない。最後のほうになってくると1分間というキーワードすら出てこなくなる。けれどもプレゼンの本としては比較的わかりやすく取っつきやすいのではないかと思う。すでにプレゼンの本をいくつか読んでいる人にとっては新しい知見を得ることはまず無いだろう。

  • 疑問を投げる。 15秒
    結論を述べる。 10秒
    理由を説明する。35秒

    「情報圧縮力」を身に着ける。
    *取捨選択力 *文書構成力 *キーワード力

  • 疑問15秒→結論10秒→理由35秒の流れで1分間プレゼンを行うコツ。
    1分でまとめる意識を持って話を組み立てていくと、30分や1時間といった長いものであっても、要所要所で相手を引き付けていけるような気持ちになってくる。
    プレゼンの基本だと思って読んでみることで、改めて、短く簡潔にまとめることの大切さを実感できる。

  • 10/30

  • これは良書。

    プレゼンの時間に一分間という制約を付けることで、聴き手を惹きつけるプレゼンの秘訣を学べる。


    プレゼンの内容を一分間に収まるようにシェイプしていく手法はサービスの企画・設計ととても似てると思った。コクヨから多くのユニークなアイデア商品が出てくるのも、このプレゼン研修があるからなのでは?


    これでエレベータープレゼンもバッチリ。

  • 内容としては、結構平凡なものが多く感じられた。ある程度プレゼンの練習をしてやり方に困っている人というよりは、これからプレゼンを始める人向けの本だという、印象を持った。
    簡単にまとめると、シナリオは「疑問」「結論」「理由」の順で行う。

    若干、期待はずれ。

  • コクヨ社にて社内教育や法人顧客向けの研修・コンサルで活躍する著者による、プレゼンの指南書。
    文字量は少なく読みやすいのにメッセージが明確で学びの多い一冊。さすがプレゼン上手が書いた本という感じ。
    実践的かつ本質を突いたな内容なので、ビジネスだけでなく日常でのちょっとした議論やブログなどでの文章表現にも活かせそう。
    ・30分のプレゼンの大事なポイントだけを1分で話してくれと言われたら?
    ・自分の話はすべて1分てままとめられるようにする。
    ・資料を作ってからどう話すかを考える、というのは逆。
    ・プレゼンにおける「結論」とは、「相手のメリット」か「相手の取るべきアクション」のいずれか。
    ・プレゼンの目的は相手にアクションを取らせること。
    ・「どれも大切です」は提案力不足。
    ・「ちょっと想像してください」で巻き込む。
    ・数字は比率・比較の形式で使ってピンと来させる。
    ・英語の言い回しを使う。「私はこう思います。〜だと。」
    ・1センテンスごとに1人を見て話す。
    ・リアクションの大きな聴き手を見つけてベンチマークにする。
    ・タイトルとメッセージだけを書いた付箋で資料の草案を作る。

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著者プロフィール

1969 年生まれ。コクヨ株式会社 [コクヨの研修]スキルパーク シニアトレーナー。 千葉大学工学部工業意匠学科卒。オフイスインテリアデザイン設計米国インテリア設計事務所留学、働く環境と従業員の行動(創造性、コミュ二ケーション、場のあり方等)に関する分析・研究などの業務に従事したのち、 2003 年より、現職にて法人顧客に対する企業変革コンサルティング、人材育成・教育研修を担当。同時にコクヨグループの人材育成の企画・実施にも取り組んでいる。

「2019年 『プレゼンの語彙力 おもしろいほど聞いてもらえる「言い回し」大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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