「数字」で考えるコツをつかめば、仕事の9割はうまくいく

著者 :
  • 中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806141693

感想・レビュー・書評

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  • 数字を使ってビジネスを考えることの重要性・有効性の解説。
    具体的な事例があるわけではないので、即ビジネスで使えるというわけではないが、数字で考えるという概念がわかる。数字で考えるってどういうこと?という、初期の段階で読むと良いと思う。
    実際にビジネスで使えるようになるには、この本の後に【ビジネスで使いこなす定量分析】を読んでみるとわかりやすいのではないかと思う。

  • 理由と原因が細かく図入りで書いていてわかりやすい内容になっていました。事例が多く書かれているのもわかりやすい要因の一つだと思いました。

  • 本書は数字をどんな場面でどんな風に使えばいいのかと言うコツをまとめた本。
    仕事などで定量的よりも定性的な発言をしてしまう事が多いのでその反省を含めて読んだ。

    相手を納得させる為に定量的な数字を使うと良いと言う事はよく言われているが、何でもかんでも数字を使えばよいわけでもない。と言うのは、自分の中で数字で考える癖をつけたいと思っていたので正直目から鱗だった。

    また、幾ら色々想定して時間をかけて事前に情報収集しても、途中で追加で情報収集しなくてはいけない事が発生するのだから、情報収集に時間をかけるなど言うのは、自分にとってありがたい教えだったし、情報の前提と結論を疑いなさいと言うのも、根が素直で疑うことなく信じてしまう事があるので重要だなと改めて思った。

    そのた、自分の主張に沿う数字に絞って数字を切り捨てると言う話や集めた数字を使ってグラフを作ればお終いだと思ってはいけないと言う話を例に、数字を使う事は自分の主張を相手に説得させる為なのだから、正確さなどに縛られ、雑音のような数字に惑わされて、自分の主張とは違う結果にならない様にしないと言う話は、自分自身ついつい陥ってしまう事があるので気を付けたいと思った。

    最後に著者は下記の3つのポイントに注意する事で、数字を使う「コツ」が身に着くと言っている。
    ・いつ(どんな場面で)
    ・何を(どの数字を)
    ・そうやって(気を付けるべきポイント)

    全ての問題が数字で解決できないにしても、まず数字で考えて後で主観を入れて考えれば良い。と言っているが正直自分の今までの仕事の仕方は、逆だったなと思った。

  • 20140208終了

  • 分析
    1、定量分析
    2、定性分析

    情報収集!
    費用対効果、期限を決める、あとでする。原価率が低い=粗利益が高い!会社が提供する商品、サービスのブランド力が高いという証拠!
    例 スタバ 原価率が30%
    300円⇒80円の原価。
    ブランド力を高めれば売れてる。
    数字は比べる。
    1.差を捉える。
    比較すべき数字の差を探る。
    差の率!AはBより何%売り上げがたかいなど!
    時間軸。目的にあわせて設定!
    売り上げ、利益は3〜5年間のデータ!
    顧客数は1.2年間!
    問題点をあげるときは常に母数【下】を考えなければ意味がない。
    一万個作って百売れたら一パーセント!一人あたりや一個あたりで考える。わかりやすい数字で状況を掴みやすくする。

  • ”精度的には問題ありません。”

    という会話の中で、

    ”問題無い精度”というのは、
    具体的にいくらなのか確認せずに
    終わっているといった経験はないでしょうか。


    本日ご紹介する本は、

    数字で考えることの大切さを
    わかりやすく解説した1冊。

    ポイントは
    「共通言語」

    仕事にはいろんな感覚の異なった人が関わっています。
    そんな中で、仕事においての共通言語は「数字」です。

    数字によって、組織内、対外的に共通認識を持てます。
    漠然とした情報が入ってきた場合には、
    できる限り数字で考えるようにしましょう。


    「数字を分析する」

    数字で考えるには、
    数字を並べて分析する必要があります。

    何かを検討し、判断する場合に
    数字の比較に基づいて判断しているでしょうか。


    「問題解決方法」

    情報を分析しただけで、
    ビジネスの問題が自然と解決することはありません。
    まずは、問題解決のためのアクションプランに
    優先順位を付けて実行していく必要があります。

    ここでも重要なのは数字です

    その問題に最も影響度のある数字の項目から
    優先的に実行していくことを考えましょう。


    「実行する」

    仕事で最も大事なのは”実行”です。
    一人でできないことは、
    他の人に動いてもらう必要があります。

    その場合、数字を使うことで説得力が増します。

    ”もう少し価格を安くしないと売れません。”
    というよりは
    ”お客さんの予算が100万円なので
    あと10万円価格を安くする方法を検討できれば
    お客さんは買うことができます。”
    のほうが、具体的に動くことができます。

    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    仕事においては、共通言語が「数字」だと考えるべき
    情報を種集するのは、あくまでも「アウトプットのための材料を集めること」が目的
    漠然とした情報が入った場合には、できる限り数字で考える
    感度分析をすることで、何が最も影響度のある数字かが把握できる
    仕事で最も大事なのは実行=「どう伝えたかではなく、どう伝わったか」がすべて
    指示、共有する仕事や目標に数字がなければ、具体性がなくなる
    数字を共通言語にすることで、組織内、対外的に共通認識を持てる
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第1章 数字で「事実」をつかむ
    第2章 数字で情報を「分析」する
    第3章 数字で「問題解決方法」を考える
    第4章 数字で「表現」する
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/bdb48713c386492d.png
     

  • 方法ではなく、考え方に近い。

  • ■この本に決めた理由
    数字をどう使って成果を出すかに主眼がおかれている風だったので、実践的なのではと思い、決めました。

    ■全体の概要
    大枠をとらえ、読んだその日から早速使えそうな内容になっている。

    1) なるほど!ポイント
    分析で陥りがちな罠
    ・手に入りやすいデータだけで調べる
    ・多数意見を信じる
    ・経験に引っ張られる

    2) 仕事に活かせるポイント

    ■情報の前提と結論を疑う
    例)アンケート
    アンケートの情報を鵜呑みにしない。対象者、設問などをみて、出てきた情報を疑ってみる。

    例)新規事業計画
    結論ありきで、当て込みすぎると、客観的な分析ができない。想定と反対の結果に理由があれば、想定を覆すことが大事。

    ■相手と目的を考える。
    誰に、何を、何のために?
    そして、実際それが意図通りに伝わったかが大切。

    ■マジックナンバー
    「1」
    言いたいことを1つに絞ること。

    「3」
    多面的にとらえている感を出す。
    1つなら、本当に?2つならどっちか選択させる切迫感。
    松竹梅なら大体竹に落ち着く。

    「4」
    4象限のマトリックスで整理するとわかりやすい。

  • 他の本に比べて、読み辛かった。

  • 3章以外は役に立つ。というよりも超基本の基本という感じ。何も考えなくても全て前提として頭の中で行動できるレベルまで持っていければよい。その意味と今の仕事内容のため、★4つ。そうでなければ2~3程度の内容かなと。数字の見せ方、比較や単位を変えるみたいなことは戦略的にやっていきたい。定量のあとに定性を加える。チーム戦略作りでも大事な流れ。情報の前提を疑うことも大事。分析の基本は頭にたたきこみたい。差を考える、相関関係をとらえる、時系列で並べる、perで考える。適正な時間軸、常に母数をとらえる。などなど。
    分析のプロになりたい。
    あとはやはり図・グラフで見ることは大事。これは戦略脳を鍛えるにも書いてたなーー

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著者プロフィール

久保憂希也(くぼ・ゆきや)
株式会社KACHIEL代表取締役社長
1977年、和歌山県和歌山市生まれ。1995年、慶應義塾大学経済学部入学。2001年、国税専門官第31期として東京国税局に入局。飲食店・医療業・士業・ 芸能人・風俗等の税務調査や、外国人課税事務、確定申告関連事務を担当。 2005年、東証一部上場企業に入社。新規事業・経営企画・事業戦略・M&A・事業提携を担当。在籍した4年弱の間に13のプロジェクトを成し遂げる。2007年、会社全体の営業利益の3分の1(約63億円)を計上する子会社の取締役に就任。グループ全体26社・3,000人の部下を統率する。2008年に独立し、経営全般に関するコンサルティング事業を行う株式会社InspireConsultingを設立。2016年、株式会社KACHIELの代表取締役社長に就任。
著書に『「数字」で考えれば、仕事の9割はうまくいく』(KADOKAWA)、『経理以外の人のための 日本一やさしくて使える会計の本』 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)など多数。

「2022年 『数字が苦手な人のためのいまさら聞けない「数字の読み方」超基本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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