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- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806712312
作品紹介・あらすじ
行政の構造改革のなかで、市町村が直面しなければならない戦後最大のターニングポイントを、ごみ処理行政の問題点を通して鮮やかに浮き彫りにした。
感想・レビュー・書評
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学校で「ごみ処理広域化を妨げる課題とその解決策」というテーマでレポート課題が出されその参考にした。
この筆者は広域化については反対の立場をとっているようで,以下の論点に興味をもった。
・広域化をすることは,焼却場の炉温を保つためにごみが常に必要で,ごみをへらそうという風潮に反する
・技術が確立されていないのでは?
・きちんとした法制化がなされておらず,根拠となる法がない
ただ,個人的には広域化はごみ発電によるコスト面の利益からいいことが多い(ごみ運搬の燃料などの各種費用や中継所を含んでも発電の分でペイできる)のでやるべきだとは思っている。コスト面の利益についての議論がこの本ではなされていないので,少々偏った見方をしているのではないかとも思った。
しかし,この問題を考えるうえで参考となりそうな書物が他に見つからず,十分な調査や考察がなされているので,この本はこういう問題を考えるうえで貴重で価値があると思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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