ごみ処理広域化計画: 地方分権と行政の民営化

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  • 築地書館
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806712312

作品紹介・あらすじ

行政の構造改革のなかで、市町村が直面しなければならない戦後最大のターニングポイントを、ごみ処理行政の問題点を通して鮮やかに浮き彫りにした。

感想・レビュー・書評

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  • 学校で「ごみ処理広域化を妨げる課題とその解決策」というテーマでレポート課題が出されその参考にした。
    この筆者は広域化については反対の立場をとっているようで,以下の論点に興味をもった。

    ・広域化をすることは,焼却場の炉温を保つためにごみが常に必要で,ごみをへらそうという風潮に反する
    ・技術が確立されていないのでは?
    ・きちんとした法制化がなされておらず,根拠となる法がない

    ただ,個人的には広域化はごみ発電によるコスト面の利益からいいことが多い(ごみ運搬の燃料などの各種費用や中継所を含んでも発電の分でペイできる)のでやるべきだとは思っている。コスト面の利益についての議論がこの本ではなされていないので,少々偏った見方をしているのではないかとも思った。
    しかし,この問題を考えるうえで参考となりそうな書物が他に見つからず,十分な調査や考察がなされているので,この本はこういう問題を考えるうえで貴重で価値があると思う。

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著者プロフィール

専業主婦歴20年の間、宅建の資格を取得しながら15回の不動産売買を経験。我が家の家計・保険の見なおし・老後資金の蓄え方を学ぶため、ファイナンシャルプランナー(CFP)を取得。株式投資・金融商品の基本理念を学ぶため、証券アナリスト協会検定会員補を取得。目まぐるしく変化する制度や仕組み・価値観の中で、買い手側にいた経験を活かした活動を続けている。(株)リスタート代表取締役。

「2008年 『変わりたい女性のための夢実現ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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