- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806714491
作品紹介・あらすじ
米国自然史博物館のジョン・バロウズ賞受賞、ネイチャーノンフィクションの傑作待望の邦訳。極小の世界で生きるコケの驚くべき生態が詳細に描かれる。ネイティブアメリカンの著者が語る、眼を凝らさなければ見えてこない、コケと森と人間の物語。
感想・レビュー・書評
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読書中。
始まりからまもないところの、境界層の話がとにかく面白い。答え合わせをしているかの様で、これまでの伏線ごっそりと回収。なぜ苔は小さいのか、なぜテラリウムの様な密閉環境だと徒長するのか、なぜ蒴は上にぴょんと伸びるのか。それらがアカデミックに説明されている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ネイティブアメリカンの祖先を持つ研究者が書いているからなのか、コケを対する愛情が味わい深い文章で描かれていて、読んでると、著者とコケの両方にうっとりしてしまう。
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図書館の本を2割程読んで返却。
冒頭とても面白く興味はあってまた読みたいところ。 -
とにかく文章が流れるように美しく、今まで気にも留めていなかった小さなものに豊かな世界が広がっていることに驚嘆させられる。
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大好きで何回も読み直している本です。
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【読了メモ】小さきものや緑を愛するみなさんにぜひ読んでいただきたい一冊
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前半は、正直言って頭に入らない感じだったのだけれど、読み進むうちにひきこまれていきました。ナチュラリストな内容でもあり、味わいのある文でもあり。
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植物はもともと好きで、コケもかなり気になっているのだが、本書でさらにコケが愛らしく思えてしまった。
ついつい都会の足下にはえるコケをみつけて、一人悦に浸ってしまう。
以前読んだ「ミクロの森」よりも親しみが湧くのは、著者の繊細な感覚が訳と通して伝わってくるからだろうか。 -
●図書館で借りる。ゆっくり読んでいる余裕がないので、ざっと、と思い、はじめにと訳者あとがきを読み、目次を眺めたが、とてもよい本であった。ゆっくり読みたいい。著者の繊細で感性豊かな文章の魅力が存分に伝わってくる訳語で、訳者はとてもよい仕事をされていると感じた。よい本をプレゼントしてくれた著者と訳者に感謝します。