りゅう子の白い旗

  • 河出興産
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784806756750

感想・レビュー・書評

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  • 職場の図書館で見つけて、買おうと思ったら廃版だったので、AMAZONで中古で購入。どうしてこういう良い本が廃版かな。ちゃんと読み継がれてほしいものです。
    沖縄で、ガマから、白い旗を掲げて出てきた女の子の写真は有名だけど、その背景にどのようなことが起こっていたのかがわかる物語。実話ではなく、あの写真からインスピレーションを受けて描かれた物語、ということのようです。
    太平洋戦争で、沖縄では住民の4人に1人が亡くなった。なぜそのようなことが起こるのか、理解しづらいけれど、このような絵本なら小学校中・高学年くらいで理解できて良いのではないかと思いました。
    国と国との戦争を前に、一人の人間や、ごく普通の家族がなんて無力なことか。みんな自然の中で、自然に感謝し、いっしょうけんめいに生きているだけなのに。そこでは死ぬか生き残るかはただただ運命に翻弄されるのみ。運よく〈全然良くないけど)生き残ったりゅう子が、ガマでおじいさんと再会する場面がとても泣ける。
    「戦争の悪・恐ろしさ」が身近に感じられなくなりつつある今、改めてこのような絵本が見直されてほしいと切に願います。なんなら夏休みの読書感想文の指定図書ぐらいにしてほしい。

  • 母が版画、創作絵本で儀間比呂志先生に師事していました。力強い版画と沖縄の風景が素晴らしい。戦争画絵本も皆さんに読んでほしい。
    楽しい昔話もたくさん有ります。
    沖縄名護駅に先生の絵が飾られています。

  • 戦争の事、話は避けることなく、つらくても伝えなくてはならない・・・

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