アトキンス 基礎物理化学(上)第2版 分子論的アプローチ

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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784807909452

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  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB26108080

  • 「従来多くの教科書では歴史的な順序に従って, 原子や分子の存在を仮定しなくても成立する熱力学から始めるが, 本書はミクロな観点からの説明を優先させる. その理由の一つは, 原子や分子は回折現象によるだけでなく, いまや走査トンネル顕微鏡などで”直接”見えるからである. 」(p[vii]訳者序より)

    名誉教授の千原秀昭先生, 稲葉章先生が訳者として執筆された図書です。引用した文章は、稲葉先生による訳者序のものです。
    私には、物理化学の内容は「ふむふむ!」とは全く言えません。それでも序文から、この学問の世界へ、最善の工夫をして、学生の皆さんを迎えようという先生方の情熱と、その情熱を支える学問への思いの深さを感じました。

    思い返すと、私が大学生になって最も胸をつかれたのは、先生方が学生を、同じ世界にいる人として尊重し、真摯に、ある意味では対等に、向き合ってくださっていると感じたときでした。

    理学部オープンキャンパスにご参加の皆さんにとっては、大学生になったら教科書として手にされる本かもしれませんね。その時には、この稲葉先生の訳者序、アトキンス博士の序文も読んでみてくださると良いなと思います。きっと教科書が、熱いメッセージの集合に見えてくると思います。

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