ウイルス・ルネッサンス(科学のとびら62): ウイルスの知られざる新世界 (62)

著者 :
  • 東京化学同人
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  • Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784807915033

作品紹介・あらすじ

ウイルスといえば病原体を思い浮かべるが、"善玉ウイルス"の側面があることがわかってきた。小型細菌よりも大きな"巨大ウイルス"が見つかり、海洋や腸内細菌に共存する膨大な数の未知ウイルスについても網羅的な解析が始まった。ウイルスを用いた新世代ワクチン、がん治療、遺伝子治療など医療への応用も拡大している。ウイルス研究の新展開に目が離せない。

感想・レビュー・書評

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  • 抗生物質耐性菌への対策としてファージ療法が脚光を浴びている…というのがタイトルの意味だろうけど、それって最後の10頁くらいなのよねー。
    そこまでは延々と色んなウイルス、巨大ウイルスとかレトロウイルスとかエマージングウイルスとか、が紹介されるの。
    あと、チョロっとしか出てこないけど、深海底に堆積したデトリタスに海洋ウイルスが一杯いて、地球環境への影響大ってとこ。「硫化物の循環を介して気候変動に関係している可能性」っ何よ?ソコって結構大事じゃないの??

    まあ、読み終えてから、手洗いが丁寧になったのは確かだ。ゴシゴシ。

  • 請求記号 491.77/Y 39

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著者プロフィール

1931年、神奈川県生まれ。東京大学農学部獣医畜産学科卒業。農学博士。北里研究所所員、国立予防衛生研究所室長、東京大学医科学研究所教授、日本生物科学研究所主任研究員を経て、現在、東京大学名誉教授、日本ウイルス学会名誉会員、ベルギー・リエージュ大学名誉博士。専門はウイルス学。主な著書に『エマージングウイルスの世紀』(河出書房新社、1997)『ウイルスと人間』(岩波書店、2005)『史上最大の伝染病 牛疫 根絶までの四〇〇〇年』(岩波書店、2009)『ウイルスと地球生命』(岩波書店、2012)『近代医学の先駆者――ハンターとジェンナー』(岩波書店、2015)『はしかの脅威と驚異』(岩波書店、2017)『ウイルス・ルネッサンス』(東京化学同人、2017)『ウイルスの意味論――生命の定義を超えた存在』(みすず書房、2018)『ウイルスの世紀――なぜ繰り返し出現するのか』(みすず書房、2020)など、主な訳書にアマンダ・ケイ・マクヴェティ『牛疫――兵器化され、根絶されたウイルス』(みすず書房、2020)などがある。

「2022年 『異種移植 医療は種の境界を超えられるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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