もっと知りたいミュシャ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

著者 :
  • 東京美術
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784808708320

作品紹介・あらすじ

女優サラ・ベルナールとの衝撃的な出会い、友人ゴーギャンとの関係、ベル・エポック、アール・ヌーヴォー、そして…。祖国とすべてのスラヴ民族の喜びと悲しみに思いをこめて後半生のすべてをかけて描いた大作『スラヴ叙事詩』全20点を紹介。150点以上のカラー図版で、画家の生涯をたどる。

感想・レビュー・書評

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  • ミュシャは34歳の時、運よく舞い込んできた仕事・舞台『ジスモンダ』のポスター制作を手掛けたことをきっかけに一躍注目され、人気画家となります。植物を擬人化したかのような華やかで柔らかな曲線美が印象的な『四季』シリーズや『花』4部作を始め、“ミスター・アール・ヌーヴォー”と呼ばれるほどその才能は多くの人々を虜にしました。人気絶頂のなか、50歳でパリから祖国プラハへ。彼が自身の後半生すべてを捧げて描いたと言われる《スラヴ叙事詩》も全解説付きです。
    年齢による時系列順で整理された本作は図画を中心に全編カラー100頁ほどの解説書なので、軽く予習するには十分な一冊かと思います。
    …という前知識を得たところで、公開中のミュシャ展へいざ出陣。

  • 2019年7月25日読了。

  • □アール・ヌーヴォーの代表的な画家として、また優美な女性像で人気のミュシャ。貧しい下積み時代、パリでの劇的・伝説的な成功、50歳で祖国に帰ってからの活動など、信念を貫き通して制作を続けた一人の画家の真摯な姿をたんねんに追っていく。
    □特に、後半生のすべてを捧げた20枚の大画面からなる《スラヴ叙事詩》は、民族の団結、統一、自立を切望する画家の積年の思いから生まれた畢生の大作であり、本書では日本で初めて全点をオールカラーで紹介する。華やかなパリ時代のミュシャとは違う、祖国愛に満ちた“もう一人のミュシャ"の姿を知ることができる。(アマゾン紹介文)

  • (個人的メモとして:感想・考察は以下の個人ブログに記載
    http://blog.livedoor.jp/saboly/archives/2258990.html

  • ミュシャ展の事前学習として

  • 装飾的できれい。展覧会に行く前に予備知識を得ようと読む。

  • このシリーズは色がきれい。

  • 長崎県立美術館で開催されていたアールヌーボー展で購入。
    ミュシャの絵は好きですが、人物は知らないなと思って買ってみました。
    まだ絵を見ただけで、内容を読んでいない…
    [2010年2月27日購入]

  • ■未購入

    ・立ち読み
    ・分かりやすく、まとめられていると思う

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著者プロフィール

千足伸行(せんぞく のぶゆき)
美術史家、成城大学名誉教授。1940年東京生まれ。東京大学文学部卒業後、TBS(東京放送)を経て国立西洋美術館に勤務。1970〜72年、西ドイツ(当時)政府給費留学生としてミュンヘン大学に留学。主にドイツ・ルネサンス美術を学び、帰国後、国立西洋美術館に復帰。1979〜2011年、成城大学に勤務、現在は広島県立美術館館長。ヨーロッパ近代、特に世紀末美術を専門とし、多くの展覧会も企画。編著書に『世界美術大全集 西洋編』『アールヌーヴォーとアール・デコ』『交響する美術』(以上、小学館)、『もっと知りたいクリムト』(東京美術)、『隠れ名画の散歩道』『ゴッホを旅する』(以上、論創社)など多数。

「2021年 『画家たちのパートナー その愛と葛藤』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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