すぐわかるヨーロッパの装飾文様―美と象徴の世界を旅する

著者 :
制作 : 鶴岡真弓 
  • 東京美術
4.08
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本棚登録 : 116
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784808708412

作品紹介・あらすじ

あやなす装飾デザインの美を味わい、ヨーロッパの伝統的世界観と豊穣なシンボリズムの系譜を読み解く。

感想・レビュー・書評

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  • よくお世話になっている「すぐわかるシリーズ」装飾文様編です。
    鶴岡さんの監修なのでもちろん、ケルトの文様にも強いです。
    表紙には今年日本にやってくる一角獣のタピスリーが!
    ちなみにこのタピスリーの背景のたくさんの草花の模様もミルフルール(千花文様)といって伝統的な模様のひとつなのだとか。
    ヨーロッパのさまざまな時代の美術工芸を文様や装飾の視点から図版も豊富に読み解きます。
    古代から人々は文様にいろんな象徴や願いをこめてきたのですね。

  • 大変美しく興味深い。

  • 非常にわかりやすい。時代を象徴するデザイン、実はそれより前の時代の復刻であったり、オマージュであったり。モリスのデザインですらそう。
    美しさは、いつの時代であっても変わらないのかもしれない。

  • とても美しい本。

    歴史に沿って、古代から近代まで、
    絵画・建築・工芸などに見られる模様(多くはパターン)を紹介している。

    説明もなかなかしっかりしているのだけれど、
    とにかく 見ていてため息が出る、綺麗で。

    色も綺麗だし、模様の例として紹介されている絵画や建築など
    選択が秀逸
    暇があると、ぱっと開いたページを見る。
    それで癒される。

  • ヨーロッパにおける色んな図画において象徴的なものに関する解説。
    植物から動物、架空の生き物なんかから、タータン柄に関してまで載ってたり。
    絵とか建物とかを鑑賞するに当たって知っていると更に面白くなると思う。

  • ヨーロッパへ旅行する際には持って行きたい。
    時間軸で分類しているが、植物・動物・他のような分類でも良いかも(他、が多すぎるかなぁ)。同じ文様に対するイメージの変遷も説明し易くなると思うし。

  • このシリーズの他のテーマのもの同様にまさに、「よくわかる」。
    ヨーロッパ旅行に行く前などに読んだら良いかもしれない。

  • 図版も多く載っていそうだから愉しみです。。。

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    「目次から
    文様と象徴の世界──ヨーロッパの装飾美術五千年を旅する
    装飾の光は東方より──ハンガリーのジョルナイ工房に見るアール・ヌーヴォーの輝き
    ヨーロッパとオリエントを行き交った文様」

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著者プロフィール

多摩美術大学教授・同芸術人類学研究所所長。専門はケルト芸術文化とユーロ=アジア装飾デザイン史研究。早稲田大学大学院修了。アイルランド・ダブリン大学留学。処女作『ケルト/装飾的思考』でケルト文化・芸術理解の火付け役に。著書に『装飾する魂』『ジョイスとケルト世界』『図説 ケルトの歴史』『京都異国遺産』『阿修羅のジュエリー』『すぐわかるヨーロッパの装飾文様』など多数。映画『地球交響曲第一番』でアイルランドの歌姫エンヤと共演。火曜日生まれ。

「2019年 『鶴岡真弓対談集 ケルトの魂』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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