もっと知りたい長沢蘆雪 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

著者 :
  • 東京美術
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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784808710217

感想・レビュー・書評

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  • 18世紀の日本画家、長澤芦雪の生涯と作品を紹介した、入門書のような一冊。
    『美術の窓』で紹介されていた「薔薇蝶狗子図」の可愛らしさに他の作品も見たくなったのだが、もう表紙からして素晴らしい(「龍虎図襖」虎部分)。

    著者の言葉に「芦雪の絵は(師の丸山応挙が圧倒する絵であるのに対し)つっこみ、対話を待っている」とあり、なるほどと納得する。

  • 白象黒牛図屏風が好き。象がかっこいい。ごんたくれを読み返したくなった。

  • 蘆雪の生涯と絵の魅力,どちらもわかりやすく簡潔でいながら深いところまで掘り下げているようで,大変ためになった.蘆雪はやっぱり,素晴らしい.

  • ごんたくれを読んで、曾我蕭白→長沢蘆雪ときました。虎がカワエエ…(*'∀'人)
    見ていて楽しい日本画もあるんだな~と。

    無量寺に行きたい…。

    • ぶ~さん
      そして、この春ついに無量寺で虎ちゃんにご対面してきた。感無量。
      そして、この春ついに無量寺で虎ちゃんにご対面してきた。感無量。
      2016/04/19
  • 長沢蘆雪、たった41年間の人生の中、見る人を唸らせるだけでなく、ツッコミを待ってるかのような楽しい遊びを持った精神で超絶な確固たるわざと当時群を抜いていた美意識。
    師である美の巨人円山応挙の系譜を持ちながらも、洒脱な作風とまるで現代の絵としてみても古さを感じ無いデフォルメの仕方などなど、、、。数限りなくある魅力を読みやすく解説、長沢蘆雪の素晴らしい入門書。

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著者プロフィール

金子信久(かねこ・のぶひさ)
1962年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。福島県立博物館などを経て、府中市美術館学芸員。担当展覧会に「亜欧堂田善とその系譜」(福島県立博物館、1990年)、「司馬江漢 西洋との接触、葛藤と確信」(府中市美術館、2001年)、「亜欧堂田善の時代」(府中市美術館、2006年)、「リアル 最大の奇抜」(府中市美術館、2018年)など。「亜欧堂田善の時代」展の企画と図録論文で第18回倫雅美術奨励賞受賞。主要論文に「亜欧堂田善の銅版江戸名所図群に関する絵画史的検討」(『国華』1220、1997年)、「迫真と形象化‐司馬江漢と亜欧堂田善の油彩画」(『民族藝術』22、2006年)、「司馬江漢 西洋風景人物図屛風」(『国華』1336、2007年)など。著書に『日本美術全集14 若冲・応挙、みやこの奇想』(共著、小学館、2014年)、『もっと知りたい長沢蘆雪』(東京美術、2014年)、『子犬の絵画史 たのしい日本美術』(講談社、2022年)ほか多数。

「2022年 『作って発見! 日本の美術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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