もっと知りたいカンディンスキー 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

著者 :
  • 東京美術
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本棚登録 : 75
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (78ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784808710637

感想・レビュー・書評

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  • カンディンスキーの魅力が溢れる書。図版も豊富だし、彼自身の歴史も詳しく書かれている。象徴主義とユーゲント・シュティルから出発したカンディンスキーは、思えば抽象絵画という遥か遠くまで来たものだ。しかし、初期の絵画からすべて素晴らしい。装飾的で色彩感覚にあふれた資質はずっと変わっていないのだ。だんだんと音楽のように時間を表す絵画に流れていき、幾何学的形体、有機的形体、自由的形体を次々と取り込んでいくが、どれも魅惑的で楽しい。こういう世界こそ宇宙の真の姿ではないかと思えてしまうのだ。こんなことを言っていても仕方がない。とにかく、カンディンスキーの絵を見よ!

    • goya626さん
      megmilk999さん
      うわあ、カンディンスキーの展覧会に行かれたなんて、羨ましい。感電大好きーです。この本は、とても良い本でした。お勧...
      megmilk999さん
      うわあ、カンディンスキーの展覧会に行かれたなんて、羨ましい。感電大好きーです。この本は、とても良い本でした。お勧めです。
      2021/09/05
    • 本ぶらさん
      また、シブいとこ、きましたねー。
      カンディンスキーって、そんなに色々見た(もちろん実物じゃない)ことあるわけじゃないけど、昔から何かで見る...
      また、シブいとこ、きましたねー。
      カンディンスキーって、そんなに色々見た(もちろん実物じゃない)ことあるわけじゃないけど、昔から何かで見る度、いいなーと思ってたりします。
      絵なんて、描いたのはおそらく高1の授業が最後ですけど、今さら抽象画なら描いてみたいかなーなんて思ったりします(^^ゞ
      2021/09/12
    • goya626さん
      本ぶらさん
      カンディンスキーは、超ウルトラ素晴らしいです。宇宙も音楽も生物界もミクロの世界も表現しているように思います。
      本ぶらさん
      カンディンスキーは、超ウルトラ素晴らしいです。宇宙も音楽も生物界もミクロの世界も表現しているように思います。
      2021/09/12
  • <閲覧スタッフより>
    初期の作品から晩年まで、画家の人生を通して作品を紹介する美術シリーズ。オールカラー、そしてわかりやすい文章で入門書にぴったりです。
    --------------------------------------
    所在記号:723.38||カン
    資料番号:20105109
    --------------------------------------

  • コンパクトな本。カンディンスキーの絵が手軽に楽しめるが、解説が多めで図版の掲載サイズが小さいのが残念。著者について詳しく知りたいときには良い。

  • 28
    ロシア 構成主義

    キュビズムや、未来派の影響を受けて
    1915年頃から
    ロシアで流行った芸術運動

    ウラジミール・タトリン
    第三ナショナル記念塔


    イタリア 未来派
    1909 フィリッポ・マリネッティが発表した
    「未来派宣言」から始まる美術運動
    機械美

    フランス フォーヴィズム
    原色を大胆に使い、感覚的に直接的に表現する
    キュビズムと並ぶ、20世紀初頭の絵画の変革運動
    アンリ・マティスなど

    フランス キュービズム
    ピカソ、ブラックなど
    1909年頃からの絵画 抽象絵画の突破口

    スイス ダダ
    ヨーロッパとアメリカの複数の都市で展開された芸術運動で、反美学的傾向が強い。
    スイスの詩人トリスタン・ツァラ
    画家ハンス・アルプ
    ニューヨークでも、スイスと連動する運動が興った。
    マルセル・デュシャンなど


    ああ、ハンス・アルプとか、大好きなんだよねー
    世界中のあちこちの美術館で
    アルプの作品を見て、惚れ込んだ

    ダダイズム、好きだなー
    キュビズムも
    未来派も
    脳みそが蕩けそうになるような快感を感じちゃうんだよねー、ナンなんだろ?


    バウハウスでは
    カンディンスキーとクレーは、相互に、影響を与えたってた

    この画集の中で一番好きなのは
    64
    均衡ーバラ色
    1933.1. 92*73cm ポンピドゥー・センター パリ

    78
    ベル・エポックが終わりに差しかかった1900年代末、パリ、ミュンヘン、チューリヒ、レイデン、モスクワなどの都市で、抽象表現へと向かう動きが起こり始めた。

  • 薄いしカラーだし読みやすそうと思ったら情報量がすごい。
    たくさん作品を載せてくれていて、簡単な解説もあり、節目ごとに年表までまとめてくれて、すごい親切な先生の授業を聞いてるみたいでワクワクした。
    美術館でみたカンディンスキーの絵がなんとなく良いなと思って読み始めたけど、もし次どこかで作品と出会えたらもっと楽しく鑑賞できそう。
    「すべての造形活動の最終目標は建築(Bau)である!」(バウハウス宣言)ってとこ、なんとなくガウディのサグラダファミリアが連想された。

  • 彼の抽象性の底流には社会科学のインテリジェンスが流れていたのかもしれない、などとふと感じた。

  • T図書館
    1866年生まれ
    カラフル
    「馬上のふたり 」
    レンバッハハウス美術館 ミュンヘン

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