ミスター・ジャパンカップと呼ばれた男: 異端の挑戦

著者 :
  • 東邦出版
3.63
  • (1)
  • (3)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 17
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784809407352

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 某SNSからの転載です(2008年11月14日)

    日本で一番好きなレースジャパンカップってくらいJC好きな俺が最強に読みたかった一冊

    ハイセイコー、TTGで一気に競馬熱に沸く日本競馬界に一抹の不安を感じた男の世界戦への挑戦。
    海外と日本との違いに始まり、名馬の招待、名手の招待
    施設の整備と色んな苦難を乗り越え第一回を迎えるまでのストーリーはほんまに凄いなって思った。
    それでミスターJC北原氏だけの力じゃないチームJCが一致団結しての世界戦への挑戦。全馬がゴールした場面を読んだ時達成感に包まれるそんな一冊
    最後にはそんなJCが今抱える問題に鋭くメスを入れてるってとこも凄い
    中身のことは言われへんけど、その問題を抱える今だからこそこの一冊が競馬界に重要な意味をもたらすと俺は思ったしな

    とにかく競馬好きは絶対必読すべき、JCってレースは今の競馬界にとってどんな存在意義があるかってのがわかると思うし、今の競馬界に何が一番必要かっていうことのヒントも書かれてる思ったわ

  • ジャパンカップ創設の裏話。昭和56年の話ながら、もっと前の話を読んでいるようだった。賞金の問題、検疫の問題、それ以前に招待することの難しさ・・・当時の日本の競馬が世界中から見て間違いなく後進国であったことは間違いない。それに加えて来日する人々への対応のエピソードなどを読んでいると、後進国である上にファーイーストであり、グローバルなどと言う言葉はこの時代耳新しかったに違いない。それからバブルを経てSSが導入され日本はカテゴリーⅠになった。しかし競馬がギャンブルとしか見なしていない人はまだまだ多い。文化としての競馬を日本に根付かせるにはまだまだ時間と工夫が必要ではないだろうか。そんなことを読み終わってから考えた。

全3件中 1 - 3件を表示

河村清明の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×