増補改訂版 合気道と中国武術はなぜ強いのか? (BUDO-RA BOOKS)

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  • 東邦出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784809414718

作品紹介・あらすじ

武術界に衝撃を与えた初版本に、最終章「極意につながる武術の核」を緊急加筆!格闘技と武術はどちらが実戦的か?合気道や中国武術の実戦性が極意動素の解明でついに甦る。

感想・レビュー・書評

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  •  これは面白い。総合格闘技にしろ武術にしろ、「どの流派が強いのか?」「ほんとに強いって何だろう?」「どうやったら強くなれるのか?」ということの答えはない気がしていた。
     例えば柔道などの同一種目内であれば、そのルール内での勝利を得るための方策はある。けれど、異種格闘技であれば? 何が一番強いのか?(銃とか武器を使い始めるとまた別だろうけど)

     現在強いとされている総合格闘技(K-1)が1対1の戦いを主眼を置いているのに対して、古武術は1対多の戦い、さらに言えば、相手が武器を持っていることも想定している。けれどもそれを異種格闘技で使えるか、実践で使えるかというとまた別の話だ。
     この本は、合気道や中国武術という古くから伝わっている武術の本当の強さと、その強さを現在の総合格闘技に対しても使えるアダプターという概念を紹介している。これが目から鱗である。なんつーかすごい。論理的でわかりやすい。
     ただ、若干の武術の素養がないとイメージしづらいかもしれない。そしてイメージできても戦ってみないとわからないなーでもある。

     これハリウッドが映画化しないかなぁ。相当面白いと思うんだけど。

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著者プロフィール

1970年、愛知県生まれ
1993年、国立善通寺病院附属リハビリテーション学院理学療法学科を卒業し、理学療法士となる。
石川県立中央病院、香川医科大学附属病院、回生病院関節外科センターなどに勤務し、非常勤講師としても多くの学校で教壇に立つ。2007年、香川医科大学(現 香川大学)大学院博士過程機能構築医学先行医用工学部門を終了し博士号を取得。2011年より徳島文理大学保健福祉学部理学療法学科の准教授となる。その後も岡山医療専門職大学や仙台青葉学院短期大学など、教育・研究の場で活躍。
2021年没 享年52歳。

「2022年 『変形性膝関節症の保存療法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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