- Amazon.co.jp ・本 (47ページ)
- / ISBN・EAN: 9784809910227
感想・レビュー・書評
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(間借りです)
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「気仙大工の秀作 寺社建築と民家」気仙大工展示会実行委員会編、箱根山振興会、2012.10.20
42p ¥800 (2013.12.11読了)(2013.12.09購入)
「気仙大工」をネットで調べると以下のように記述してありました。
◆気仙大工
気仙地区(大船渡市・陸前高田市・住田町)を中心とした大工集団で、民家の建築はもちろん、寺院造営、建具づくり、細工までもこなす多能な集団。藩政時代から「南行き」と称した出稼ぎをしていたと思われるが、明治期の東北本線の開通以来、関東地方や北海道など、出稼ぎ範囲が広がった。
長安寺山門(大船渡市)や普門寺三重塔(陸前高田市)などの寺院建築、宮城県登米市の登米高等尋常小学校校舎(国の重要文化財)、宮城県栗原市の有壁本陣(国の史跡)をはじめ、関東大震災後の復興、東京・銀座の歌舞伎座の建築や大阪城天守閣の復元などでも活躍した。
この本は上述の長安寺山門、普門寺三重塔、登米高等尋常小学校校舎、有壁本陣、などを始めとする建築物を写真付きで紹介している冊子です。何人かの棟梁についても紹介しています。
いくつか身近な寺院などもあるので、今度行ったときには、もっとよく見てきたいと思います。
記述の中に大船渡線が開通した際に、沿線の萱葺きの屋根には、飛び火による火災の恐れがあるので、屋根替えの要請がなされた、と言うのがあります。
線路を引いてもらうのも、いろいろと付随したことがらが生ずるもののようです。
【目次】
一、はじめに
二、気仙大工の特長
三、名工 松山の五郎吉の業績
四、吉田大肝入と諸職人棟梁七五郎
五、花輪喜久蔵の建築物
六、民家の秀作
七、気仙地区内の有名寺院
八、宮城県内の気仙大工の名高い建築物
九、出稼ぎ先の民家
十、今も残る気仙大工の仕事・案内図
あとがき
☆関連図書(既読)
「気仙大工道具考 Ⅰ」平山憲治著、耕風社、1994.10.10
(2013年12月11日・記)詳細をみるコメント0件をすべて表示