オブジェクト指向方法論OMT: モデル化と設計

著者 : ジェームズ・ランボー

• トッパン (1992年7月1日発売)

作品紹介・あらすじ

本書は、実世界をオブジェクトによってモデル化し、そのモデルを利用して実装言語に独立な設計を行っていくオブジェクト指向のソフトウェア開発のアプローチについて述べたものである。

感想・レビュー・書評

[teyamaguさんの感想 · 2019年5月20日]

古い本であるが、オブジェクト指向の源流と思わせる内容であると感じる。オブジェクト指向の概念や設計方法論が詳細にかつ具体的な例を用いて述べられている。OMT記法はUMLと似ているものの若干異なるので記法自体を覚えるよりかは概念を学ぶために理解する程度で良いと感じる。

[kaizenさんの感想 · 2011年12月13日]

理論的に綺麗に整理されていて、演習問題もあるのですばらしい本だと思います。
実装がAda,Fortran,Cで書かれているところは、それぞれの特徴があって面白かった。
また、C++,Effel, Smalltalkで書かれているところも、興味深く読みました。

事例として、電力配給設計システムがあります。ただし、具体的なところまで記載がないので、今一歩痒いところに手が届かない感じがします。
動く実例が最後にあれば、完璧だったかもしれません。