花束のように抱かれてみたく

著者 :
  • 角川書店(同朋舎)
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本棚登録 : 41
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (103ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784810424188

作品紹介・あらすじ

心に残る新作短歌36首。

感想・レビュー・書評

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  •  中学、高校は福井県(県花:水仙)で過ごした俵万智さん「花のように抱かれてみたく」、1997.5発行。写真は稲垣功一氏です。春夏秋冬、それぞれの花に寄せて詠んだ歌です。 ①春の野にふと舞いおりる朝のため羽を休ませているスイトピー ②やわらかな光を両手で受けとめて空に返事をするハナミズキ ③秋ゆえに美しき花よ吾亦紅音譜のごとき花やどらせて ④下宿屋の記憶の隅の玄関に豊かに咲いておりし葉ぼたん ※巻末に366日の誕生花と花言葉が紹介されています。

  • 季節の花の紹介とともに俵万智さんの歌とエッセイが描かれる素敵な本です。「花時間」という雑誌に連載していたものだそうです。

  • 花の写真は美しく、
    それに添えられた短歌もまた、すがすがしい芳香を放つかのよう。

    花を愛する写真歌集。

  • 稲越さんの写真のに写っている花達は優しく美しく艶っぽい。
    そして俵万智さんの短歌がせつない。

    大好きな本で、友達が誕生日にプレゼントしてくれました。

  • 去年(こぞ)ともに歩きし人よ「いない」ということを思い知る葉桜の下
    残り時間少なき恋と思うときデルフィニウムの青ぞ悲しき
    幸せの数だけ咲けよブバルディア ブーケはいつか翼のかたち
    ヒヤシンス―思い出だらけのこの部屋の一つ一つを花と咲かせて

  • 稲越功一さんの花写真に添えられた31文字が優しく切なく心に響きます。

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著者プロフィール

1987年の第1歌集《サラダ記念日》はベストセラー。歌集に《かぜのてのひら》《チョコレート革命》《プーさんの鼻》《オレがマリオ》《未来のサイズ》《アボカドの種》、評伝《牧水の恋》、エッセイ《青の国、うたの国》など。2022年、短歌の裾野を広げた功績から朝日賞を受賞。読売歌壇選者のほか、宮崎で毎年開催される高校生の「牧水・短歌甲子園」審査員もつとめる。

「2023年 『旅の人、島の人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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