- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784811388090
作品紹介・あらすじ
一九八六年、チェルノブイリで起こった史上最悪とされる原子力発電所の事故。放射能の恐怖は世界に広がっていく…。ドイツに住む日本人の少年・トオルがみたものとは。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
2016年4月30日
カバーデザイン/オーク -
四年生の我が子が学校の図書館で借りてきて、「ママも読んだ方がいい」と薦めてくれた一冊。
本の内容が他人事ではなくなってしまった。 -
まさに、チェルノブイリと同じことが(それ以上のことが)
日本でおこってしまった。
この本は、3.11の震災後に再版されたもの。
チェルノブイリ事故の放射線物質漏れは3日で止まったけれど
日本は今も、出続けている。
見て見ないふりをして
勉強もせず、メディアや行政や国を信じ、
与えられるだけの情報を信じている人の多いこと。
どれだけ平和ボケしているのだろう。
チェルノブイリで何が起こったのか、
27年たった今、何が起こっているのか。。
3.11で日本はどうなってしまったのか。
大切な人を守るためには
自分で情報を得なければならない。
食べて応援している場合じゃないよ。 -
ラベル:桃913 ナ
資料番号:5000500065 -
読ませたかったんですね。
これを読書感想画の指定図書にするということは、読ませたかった、考えさせたかったってことなんでしょうね。
本当に、繰り返してるんです。
他人事だと思っていたことが、自分の事になり、そしてまた、繰り返してる。
先の人が歩んできた道を、そっくりそのまま。
でも、私たちは生きていかないといけない。
それでも、私たちは生きていかないといけない。 -
チェルノブイリ原発事故の影響を、ドイツ在住の日本人一家の目を通して描く。昨年のフクシマ原発の放射能漏れを受けて新たに発行された。
-
チェルノブイリ原発事故の2年後に初版発行の子供向けの物語本。
ドイツに住む日本人の少年が主人公である。
3.11福島第一原発事故を受けて7月に復刊されたそうだ。
物語ではあるが、内容は事実に基づくもので、
25年前に記された状況が今の日本の状況に重なり驚く。
歴史という過去の事実から、私たちは何を学ぶべきなのか。
どんなメッセージを今の事実と共に後世に伝えるのか。
が、問われていると思う。