金融不安定性の経済学: 歴史・理論・政策

  • 多賀出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784811512181

作品紹介・あらすじ

経済の不安定性は、複雑な市場経済がいわば生来的に備えている欠陥なのであって、政府の政策的誤りや外生的なショックにその原因を帰することができるものではない。そしてその不安定性のメカニズムの鍵を握るものこそ資本主義経済に内生的な景気循環をもたらす「投機的金融」、「ヘッジ金融」そして「ポンツィ金融」なのである。-一貫して「金融不安定性仮説」を提唱してきた著者が、自らの主張を歴史的、理論的に検証し、経済を安定化させるための政策アジェンダを提示する。

感想・レビュー・書評

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  • 過去の経済の不安定を救ったのは大きな政府の財政政策と最後の貸し手機能

    ケインズの一般理論の中にすでに、資本主義経済の不安定性が指摘されていた

    金融取引は、ヘッジ金融、投機的取金融、ポンツィ金融の順に進む

    金融不安定性仮説
    1,資本主義市場経済は、持続的な、安定価格・完全雇用均衡をもたらすことができない
    2,深刻な景気循環は、資本主義にとって本質的な金融属性のために生じる

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