新宿二丁目の文化人類学: ゲイ・コミュニティから都市をまなざす

著者 :
  • 太郎次郎社エディタス
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本棚登録 : 150
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784811807843

作品紹介・あらすじ

新宿二丁目に生起する人びとの関係を、ていねいで鋭い観察により、生活世界として描きだす。
セクシュアリティ研究、都市論、歴史学の領域を交差させたパイオニア的研究!

感想・レビュー・書評

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  • 新宿二丁目にスポットを当て、都市論的なゲイコミュニティ論を読む機会がなかったのでとても興味深かった。

    その歴史や背景、現状のあり方を論文のように学術的視点で書かれているので読みやすくもあった。とくに二丁目の成り立ちは知らないことが多かったので勉強になりました。

  • 2019I223 384.7/Su
    配架場所:C2

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/710309

  • 文化人類学の観点から新宿二丁目について論じた本。
    著者は学者さんで、この本は東京大学大学院博士課程の博士論文をまとめたものらしい。
    当然ながら、極めてまともな内容。
    扱う対象であるゲイコミュニティについては、ともすれば色眼鏡をかけて色々な形で論じられてしまうだろうけど、この本は著者の真面目な研究成果をきちんとまとめたものに仕上がっている。
    逆にいうと、ちょっとお堅い感じなので、すべてをきちんと消化するのはちょっとつらい。
    もう少し書き下した内容にしてくれたら…!

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著者プロフィール

文化人類学者・博士(学術)。東京大学総合文化研究科超域文化科学専攻(文化人類学コース)博士課程単位取得満期退学。1990年より20年以上にわたり、東京で、HIV/AIDSに関する支援活動や啓発に関する研究に関わり、LGBTのパレードなどのコミュニティ活動も牽引。また、文化人類学者として、実践女子大学、東京大学、筑波大学、関東学院大学等で非常勤講師をつとめてきた。2011年に沖縄へ帰郷、レインボーアライアンス沖縄設立。2013年、沖縄で初めてとなるLGBTプライドイベント「ピンクドット沖縄」を共同代表として実現。共編に『カミングアウトレターズ』(太郎次郎社エディタス)。

「2015年 『新宿二丁目の文化人類学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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