[改装版] (さくら・さくらんぼの障害児保育)

著者 :
  • 太郎次郎社エディタス
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784811841229

作品紹介・あらすじ

日本で初めて統合保育所の認定を受けたさくらんぼ保育園。発達遅滞、先天性白内障、自閉スペクトラム症、脳性麻痺、進行性ジストロフィー、ダウン症など多くの障害を軽減させ、子どもたちに笑顔を蘇らせた。環境、食事、リズム遊びなど、その詳細を保育士自らが記した実践記録。1982年青木書店出版の改装版。

目次
第1章 さくら保育園の障害児保育の始まり
第2章 さくらんぼ保育園の障害児保育の始まり
第3章 発達遅滞児A子の発達とさくら・さくらんぼの保育実践
第4章 全盲(先天性白内障)のY子の発達
第5章 自閉的傾向児D君の発達
第6章 自閉症児を保育して学んだこと
第7章 血液不適合による発達遅滞児K子の発達
第8章 集団の中で育った発達遅滞児H君
第9章 はじめて保育した脳性マヒ児S君の発達
第10章 進行性筋ジストロフィーのK君の発達
第11章 ダウン症児Kちゃんの発達
第12章 「ダウン症」の子の親としてー第二さくらの二年間
第13章 障害児父母の会ーさくらんぼ会の活動

私たちの障害児保育は「一生懸命やれば誰でもできるようになる」という、真の人間信頼が、時には厳しい要求、励ましになるが、これは口に入れる「アメ」とは大きく違うものである。かけがえのない人間尊厳、人間科学が私たちを支えてくれているのである。

著者プロフィール

斎藤公子(1920年-2009年)保育実践家
富山市生まれ。東京女子高等師範学校にて、倉橋惣三の指導を受け、戸倉ハルより「リズム表現」を学ぶ。後に「律動」を西垣郁美に、「リトミック」を小林宗作に学び、多くの子どもたちを保育する中から独自の「リズム遊び」を生み出す。宮武辰夫から、知的障害がある子どもの描画について教えを受け、1956年埼玉県深谷市に「さくら幼児園」開園。統合保育の記録映画として1977年~85年「さくらんぼ坊や」シリーズが製作され、1986年「アリサ ヒトから人間への記録」が文部省特選。斎藤公子の保育実践は“さくら・さくらんぼ保育”として全国に広がった。晩年、オランダから来日した重度脳性麻痺の子どもの保育にも尽力し、2003年には「第7回内藤寿七郎国際育児賞希望大賞・生命の尊厳賞」を受賞。2008~2010年「DVDブック子どもたちは未来」シリーズとして最後の実践を作品に残した。

「2021年 『映像全集・斎藤公子の保育【全6巻】[ライブラリー版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

斎藤公子の作品

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