本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812007211
作品紹介・あらすじ
藤村の詩が近代の曙を告げる美しい心の歌であったように、静雄詩もまた詠われる魂の詩美に満ちていた。しかし、それは敗戦の滅びに至る時代精神と共に在った。本書は、その屈折と苦悩と錯誤に喘ぐ「詠唱の詩碑」に、戦後の視座に拠る光を当て、その詩業を辿り返すことで、詩に於ける近代の終焉を問い、現在を顧みる斬新で真摯な詩論の集成。