こわい童謡 (竹書房文庫 DR 201)

著者 :
  • 竹書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812431849

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  • とある名門女学院の合唱部で、童謡がもたらす不可解な現象に巻き込まれる生徒たちを描く。
    前半は典型的な邦ホラー、後半は日本では割と珍しい?科学に基づいた心霊現象の解析と前半の種明かしという二部構成となっている。

    映画のノベライズということもあり、文章は映画の状況を文で説明した感が強く平坦。小説版インターステラーを思い出す感じ。
    童謡が流れるシーンは三点リーダーが多用されていて、怖いというよりなんだか間抜けな印象。
    童謡という音楽の題材を本に落とし込むのはなかなか難しいのかもしれない。

    後半の種明かしはなかなか面白かったけど、もう少し人物の内面的な説明が欲しかったかも。
    映画版を観れば印象も変わるかもしれません。

    サクサク読み進められるので軽く一冊読むにはオススメ。

  • 全体としては童謡ホラーなのだけれど、前半は凄惨な童謡ホラー、後半は科学捜査を用いたミステリ仕立て、と一度で二度美味しい仕組みです。
    童謡、ってやっぱり怖いなーという印象。歌詞のリフレイン、想像するだけでぞくっとしてしまいます。歌詞の意味も考えると恐ろしいし。誰もが知っている童謡なだけに、その恐怖も身近に感じます。

  • 日本の童謡をモチーフにした奇妙な死。もうこういう題材大好きね、私!実は夢遊病…、自分が犯していたという展開はびっくりした。でも最後には本当の心霊現象が……!ホラーだけど、どこか切なく、どんどん読めてしまう本でした。何回読み返したことだろう…(笑)

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