「超」怖い話Π(パイ) (竹書房文庫) (竹書房文庫 HO 79)

著者 :
  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812440797

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  • インパクトある話はイナチュウとカンガチ様。イナチュウが整形?して美しくなったのか、呪いを成立させるための何かだったのか。全てを話してもどうにもならなそうよね。カンガチ様は盲目の女にしか世話ができない謎の存在。一族の守り神みたいなものだんだろうけどふわふわした手触りならまだしも気色の悪い触手を相手するのは最早生け贄では?

  • 今現在怖い話と言われるような話は何万、いや何百万あるのだろうか。最初は、幽霊や妖怪であったり、そして人間であったり、と年々変わってきているのは明らかである。それに伴い私たち見る読む聴く側も色々と進化して、話の優劣をあげられるようになっている。物足りない。そういう言葉は誰しもが選ぶ。そういう上で悩みに悩んだ末、この一冊が出した答えは、“原点回帰”なのだと思う。最初に妖怪を見た幽霊を見た人間を見た人になって聞きそして書く。一周回ってまた新鮮。これはそんな印象を受けた「超」怖い話、なのではないだろうか。

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著者プロフィール

加藤一 Hajime Kato
1967年静岡県生まれ。O型。獅子座。人気実話怪談シリーズ『「超」怖い話』4代目編著者として、冬版を担当。また新人発掘を目的とした実話怪談コンテスト「超-1」を企画主宰、そこから生まれたレーベル『恐怖箱』シリーズの箱詰め職人(編者)としても活躍中。主な著作に『「弔」怖い話』『「弩」怖い話ベストセレクション 薄葬』、「「忌」怖い話」「「超」怖い話」「「極」怖い話」の各シリーズ(竹書房)、『怪異伝説ダレカラキイタ』シリーズ(あかね書房)など。

「2023年 『「弔」怖い話 六文銭の店』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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