- Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812445686
感想・レビュー・書評
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ずっと追っかけていて、やっとの完結。
正直キャラクターが多すぎてどういうペアーなのか「思い出しながら読む」という苦痛がありました。
そして、話が結構シリアスになっていくにつれ、登場人物や人間関係の理解度はかなり重要となっていったため、途中から消化試合となってしまいました。
もっと楽しめたであろう作品だし、途中まではすごく楽しかったと記憶していたため、残念に感じました。漫画のような登場人物紹介は、本当に必要だと感じます。
あとは最後の方が勢いで終わった感があり、結局この作品はどう終わったのか私にはわかりませんでした。
特に、私の中でこの作品は須王と巴が主人公だったため、彼等よりも梁井と光陽を表に出したのが、私はあまり好きではなかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かったo(*・ω・*)光陽はやっぱり光陽だったwwwでもその手紙発想はなかったわ?(°∀°)相模もまさかのびっくり。この巻でも誰か死んじゃうかも…とハラハラしましたヾ(*T∇T*)須王と巴がまた読めて嬉しい(人´∀`).☆.。.:*・°あーラブラブでこれからも過ごしてほしい!番外編も一緒に借りてるからこれから読みます(^O^)
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生まれつき特異体質の鳳光陽は、同じ境遇の梁井轟と契約を交わしている。
そうした契約相手がいないと死んでしまう体質の者たちは、互いに支えあい、ひっとりと生きてきた。
しかしある時、その存在が人間にばれ、仲間たちが次々と捕えられてしまう。
契約相手と引き離されれば、片割れを死なせてしまうかもしれない――。
愛情以上の固い絆で結ばれた相手を守るため、仲間たちと共に梁井もまた、戦いの前線に向かおうとするのだが…。
梁井に降りかかる危機、光陽の決意、悲しい運命を巡る恋人たちの信愛長編!いよいよ完結!!
(出版社より) -
最終巻だからなのか、お話のまとめに入っていた感がすごくした。ちょと残念。
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獣人VS人間、と言う様相が大きくなり、最後は大円団で、バトルものとしてはご都合主義っぽさがないとは言えないが、やはりBLであるんだなぁ、と言う気がするのは仕方ないか。主軸のテーマは「BL」であって、バトル小説ではないんだもんねぇ。巴と光陽が手錠で身動きとれなくなった場面で、巴が「餌」は治癒能力が高いので手首を切り落とす決断をとっさにしている、と言う場面でぐらっと来たと思ったら、蓮がクッキー缶に鍵を入れておく、と言う、こう言うとこがお話を進める為には仕方ないお約束か…と気が抜けちゃった場面はあったものの…。獣人と餌、と言う関係性の駆け引きまではとても萌え上がるものを感じたんだが、いい意味で風呂敷が広がり過ぎて、梁井と光陽、二人の絶対性の高い関係性においての濃密度合いは薄れて行った感じがする。ラストの濃い濡れ場読むと、やっぱりBLと言うジャンルの小説なんだなぁ、と言う気がする(笑)。
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凍る月シリーズ完結巻。
受けっこ2人が頑張りました!萌え!!
しかし、獣人と人間、お互いすごく傷つけあってきた結果にしては解決の仕方があっけなかったなという印象があります…8冊分のモヤモヤをそう解決してしまってよいのかどうか…まぁこれ以上重厚なストーリーにしたらとてもこの巻で終われなかったのでしょうが…
という訳で厳しめの評価ですが、
このシリーズは本当にファンタジーらしからぬリアリティを感じて、獣人も人間もあらゆる場面ですごく「らしく」て、とても読み応えがありました。
じっくり時間をかけて大作を読みたい方にお勧めします。 -
<獣人シリーズ>
『凍る月~漆黒の情人』
『凍る月~紅の契り~』
『凍る月~灰色の衝動~』
『花の残像』
『花の慟哭』
『銀月夜』
『凍る月~七色の攻防』
⇒『凍る月~瑠璃色の夜明け』 -
長いお話が終わりました。
前回で獣人の存在を政府に知られて、獣人狩りが始まったのでもう流血は避けられないんだろうと思っていました。
しかし、最後まで諦めないという事がいかに大切か!!
御花畑思考の光陽です。
彼の機転が利いたお陰で沢山の命が救われました。
ここで陛下へお手紙をという発想と、光陽の祖父がそれを可能にする状態にあった事が奇跡的でした。
それから昔光陽が生まれた時にその身の上を占った祖父の友人と組織の相模が身内同士だった事も運命的ですね〜
「何事も諦めない」事が事態を良い方向へ導く、と思いました。
やはりハッピーエンド、これにつきます。
感動の嵐でしたが、梁井さんのやりたかったことって
帯ぐるぐるだったんですね(笑) -
シリーズ完結編。人外対人間という図式では善悪がつけられる場合が多いけど、ここでは立場が違えば正義も違い、それぞれに守るべきものを守ろうとするという真理が組み込まれていて納得できた。それを無自覚ながらも主張し続けた光陽に拍手。お花ちゃんの光陽と巴が頑張ってる姿が良かった。突っ走った気がしないでもないけど事態を動かすきっかけをいくつも作った彼らに拍手。厳しい展開の中、ホッと和ませてもくれてます。終盤は少々駆け足気味な印象はあるけど、主人公が違うという変則的シリーズが見事に大団円を迎えていてとても満足です。