遺留捜査 (竹書房文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812446270

作品紹介・あらすじ

「被害者はなぜ殺されなければならなかったのか…」。鑑識員たちが集める"遺留物"や"遺留品"。警視庁捜査一課の科学捜査係主任・糸村聡は、被害者が遺した「子供の頃から大切にしていたおもちゃ」や「日常肌身離さず持ち歩いていたもの」にこだわり、科学捜査だけでは辿り着くことが出来ない被害者の知られざる一面を浮き彫りにし、現代のセオリーとは異なる方法で犯人を追い詰めていく-。被害者の最期の"声"を聞き、その人間性に寄り添う"愛すべき変人"糸村警部補の活躍を描く、従来の「犯人探しドラマ」とは一線を画す、時代が生んだ新しい"イノセントヒーロー"刑事ドラマ。待望の小説化。

感想・レビュー・書評

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  • 『被害者は、もう何も言えません。だから、遺留品に聞くんです。被害者の最後の声を...』

    上川隆也さん主演のTVドラマのノベライズ版。
    人の意見を全く聞かず、周りの空気も読めない変人の警視庁捜査一課科学捜査係、通称『遺留品係』の主任(警部補)、糸村聡。

    テーマは、『玩具のピアノ』や『裂けたおみくじ』など、10編の短編集。
    それぞれ何気ない遺留品に、あっと驚く謎が隠されています。それを、丁寧に解きほぐす糸村警部補。

    いつも彼に振り回される科捜研の村木係官や織田巡査部長、部下の横田巡査部長など、可哀想な面もありますが。

    しかし、次第に、遺族さえ知らなかった被害者の顔が...
    それぞれ、最後にホロリとさせます。

    なお、各編とも、コンパクトにまとまった良いストーリーですが、誤字脱字が多々あり、大変残念です(悲)
    ※(p74)「紗枝」→「紗絵」、(p142)「友よ」→「友へ」などなど

  • またテレビで放送しないかなぁ

  • 上川隆也主演ドラマのノベライズ。作者が本職の小説家ではないからか、小説的でない表現がところどころ。織田みゆきの心境の変化や糸村の周辺の人々の心情が掘り下げてあるのは小説ならでは。ドラマの副読本に。

  • テーマや中身は良いけど、表現ベタ!?
    何だかもったいないような…。

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