見知らぬ侯爵と結ばれて (ラズベリーブックス)

  • 竹書房
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812446737

感想・レビュー・書評

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  • ヒロインが良かった 三部作の中で一番好きなヒロイン
    ヒロインの、けなげさとヒーローが少しずつヒロインンに心を開いていく様子が良い
    アントニアがマイケルにとって元愛人なのか進行形なのかジュリアンは遠まわしにチラッと聞く ←このあたりがジュリアンの賢さ 19才とは思えない…
    ジュリアンがハリーの隠し子⁽クロエ⁾を雨の中、抱いて屋敷に連れてきたとき、裏口を使わず堂々と正面玄関から入る こういうヒロインの気丈さが良い

  • シリーズ3作目で完結編
    初夜から毎日、ベッドを共にすることを楽しみにできるというのは羨ましい限り
    舞台はイギリスのロンドン
    お腹にくっつきそうなくらいそそり立つ一物らしいが
    どれだけ大きいのか、見てみたいような

  • 放蕩者の青年貴族3人に1人ずつスポットを当てる“Notorious Bachelors”シリーズの3作目です。

    公爵家の跡取り(長男)と結婚する予定だったヒロインのジュリアンは、婚約者の急死により、次男のマイケルとの縁談を受けることになります。
    政略結婚的な話ではなく、双方の両親が仲が良かった為、強く希望し、それをジュリアンとマイケルが了承したという経緯で、明るく快活で親しみやすかった長男に対して、13歳で出征し軍隊に所属していた次男はよく知らない男性な為、ヒロインは不安でいっぱいです。
    そして、マイケルは戦争が終わった後も国の為に密かに任務をこなしている有力者でした。

    メインカップルの2人に関しては、ロマンス重視派の私にとっては、若干物足りない印象が残ってしまいました。
    まるで亀の歩みのように、ジュリアンとマイケルは、お互いにゆっくりと心を通わせていきます。マイケルは元々の性質なのでしょうが、情熱的な恋人という雰囲気にはなりませんでした。
    ですが、危険な世界に身をおいていたマイケルにとっては、穏やかな幸せを手に入れられたというのは、意味のあることなのかなと感じます。

    同時進行で、マイケルの同士にあたるアントニアとローレンスの恋も描かれていますが、こちらは、マイケルに不毛な片想いを続けていたアントニアと、そんな彼女を愛するローレンスの攻防戦がなかなか楽しかったです。

    マイケルが命を狙われたり、裏で手を引く人物は誰か…というサスペンスというかミステリー要素も楽しめます。
    個人的には、ジュリアンの性格に物事を見抜く聡明さと優しさが素敵だなと感じる一方、アントニアの炎のような気性の荒さとどれほど嫉妬にかられていても理不尽にジュリアンを傷つけようとはしない凛々しさにも、好感が持てました。
    物語の後半で、アントニアの好感度がぐんぐん上がってしまったので、ローレンスに陥落した後の彼女のエピソードがもっと読みたかったなーと思ってしまいました。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    1881年ロンドン。ニューヨークの成金を父に持つソフィア・ウィルソンは、英国貴族の結婚相手を探すため、母に付き添われて海を渡った。ロマンティックな恋愛結婚にあこがれるソフィアは、ある夜会で“危険な公爵”と呼ばれるウェントワース公爵ジェイムズと出会う。両親から愛情を受けずに育ったがゆえに人を愛するということを知らないジェイムズ。彼は結婚する気などなかったが、友人から「結婚はビジネスと同じ」とそそのかされ、爵位を求める裕福な女性と結婚するのは意味があるのでは…と考えた。莫大な持参金つきの美しい花嫁をめぐる恋の争奪戦が始まった。果たして、情熱的な米国出身の令嬢と愛を信じない公爵との結婚は?そして、次第に明らかになっていく公爵家の秘密とは。きらびやかな恋と深まる愛を心ゆくまで味わえる極上のヒストリカルロマンス。

  • ダブル主人公の話でした。メインは19歳の令嬢ジュリアンと侯爵のマイケル。サブはマイケルのスパイ仲間のローレンスとアントニア。ローレンスは野性的で知的で包容力があって秘密もたっぷり。アントニアは家族を殺された復讐に燃えてて、尋問もナイフ投げも得意。19歳の小娘の粛々とした恋愛より、丁々発止のサブロマンスの方がずっと好みでした。

  • どうやら三部作らしいな。こちら完結編。
    令嬢ヒロイン。侯爵ヒーローでヒロインの婚約者。
    跡取りが亡くなり爵位とともに婚約も引き継いだヒーローも 突然予定とは違う相手との結婚に戸惑うヒロインも 互いの両親に振り回されたけれどお似合いの二人だった。
    ヒーローの秘密(仕事や女)にもどこかクールな対応をするヒロインが良かった。ヒーローがどんどんヒロインに夢中になってく様子もね。
    サイドロマンスの二人は毒々しく生々しい関係。そこにヒーローがからんでの三角関係は少しドロドロした感じで 淫らで気性の激しい女と穏やかで優しいヒロインが対照的だった。

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著者プロフィール

アメリカ、ミネソタ州生まれ。
幼いころからの読書好きが高じて自然に作家の道へ。
リージェンシー・ロマンスを中心にeブック(電子書籍)形式で20作以上を発表、No.1ベストセラーを連発する。
2005年度ウィスコンシンRWAヒストリカル・ロマンス賞、2006年度Lories賞、2007年度Eppie最優秀エロティック・ヒストリカル・ロマンス賞など受賞多数。
現在はインディアナ州で夫と3人の子ども、たくさんのペットと一緒に暮らしている。

「2019年 『恋はどしゃ降りの夜に 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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