占い師・お蓮の館〜幽霊でも占います〜 (竹書房文庫)

著者 :
  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812498842

作品紹介・あらすじ

悩みを抱えた人が集う「要石の森」。幾多の占い師が店を構えるその中、抜群の的中率を誇る「お蓮の館」。猫柄のタロットカードとミステリアスな美しさで迷いを断ち切るお蓮の正体は、他人とまともに会話もできないほどに弱気で内気な大学生、明日波蓮弥であった。ある日、常連の宮瀬が知らない男と共にお蓮の元へやってくる。いつもどおりに宮瀬に声をかけると「話が違う」と慌てる二人の男。問いただすと宮瀬は、自分は既に死んでしまって今は幽霊で、「霊能探偵」を連れてきたという。そのガサツで横暴な大男、豪徳寺清純は、お蓮が男であることを見破り、強引に宮瀬をタダで占わせる。お蓮が宮瀬を成仏させたのを見て、清純はその後もなにかとお蓮、ないしは蓮弥を構うのだった。清純と行動を共にするうちに蓮弥は多くの幽霊と出会い彼らをお蓮として占うが、それは未解決連続不審死事件への入り口だった…。

感想・レビュー・書評

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  • 言いたい事も言えない、内気な主人公。
    しかしバイト先では、まったく逆の性格。

    そんな所へ、尊大な性格の男が、よく来ていた客と
    一緒にご来店。
    しかし…という1話。
    彼が何故死んだのか、というのを探っていくのかと
    思ったら、自分の知りたい事を知って、さようなら。
    この状態が、1話完結で進んでいきます。

    そんな話の端々に、妙なものが出てきたり
    語りが出てきたり。
    これが、最後の謎に終結されていきます。
    言われてみれば、確かに妙な所が多かったですし
    変な状態もありました。
    もしかしてこの人? という、分かりやすい部分も。

    変な男と知り合って、内気すぎる主人公は
    多少の成長を遂げて終了。
    いや、これがまた、彼にとっては始まりやも?w

  • 普段はまともに話もできず、親しい友人もいない明日波蓮弥は、女装して占い師お蓮としてタロットカード占いをする。幽霊となったお蓮の知人を連れてきた清純と出会ったことから連続不審死事件に巻き込まれる。コミカルでいいけど、幽霊が関わるのでミステリーとしては楽しめない。この話は続巻はあるのかな?そんな終わりでしたが。機会があれば読みたいかな。

  • 美人占い師のお蓮の正体は、弱気で内気な大学生、明日波蓮弥。ある日彼はガサツで横暴な大男、「霊能探偵」豪徳寺清純と知り合う。最初は蓮弥は嫌々豪徳寺に付き合っていたけれど、だんだん未解決連続不審死事件へ深入りしていきます。
    豪徳寺にも大きな秘密がありますが、「あれ?」と思う場面がちりばめられているので、結構すぐ気付けるかも。ただ、犯人はわかりませんでした。意外すぎる犯人。ヒントってあったかなぁ??
    終わり方を見ると、続編あるかも。

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著者プロフィール

紙吹みつ葉
東京都生まれ。アミューズメントメディア総合学院ノベルス学科卒業。二〇〇六年『つよきす~Mighty Heart~竜胆館のユーレイ』(ファミ通文庫)でデビュー。「柴公園」、「おいしい給食」のノベライズも担当する。

「2022年 『おいしい給食 卒業』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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