眠り王子にキスを (SHYノベルス313)

著者 :
  • 大洋図書
4.08
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本棚登録 : 361
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813012818

作品紹介・あらすじ

デリのオーナー兼シェフの堀篤史には、気になるお客がいた。人懐こい笑顔にスーツがよく似合うサラリーマンと思しき男だ。週に二回ほどやってくる彼とかわす会話が、最近の密かな楽しみだった。彼の人懐こい笑みを思い浮かべると胸の奥に小さな火が灯るのだ。でも、傷ついた過去の経験から、篤史はもう一生恋愛をしないと決めていた。それなのに、彼-宮村に料理を教えることになって!?番外編コミック『赤ずきんちゃんの誘惑』も特別収録!

感想・レビュー・書評

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  • キャラ同志の会話がぶった斬りというか、気遣い屋さん設定の人や繊細設定な人がこんな失礼スレスレな身も蓋もない返し方をするものなのか…と違和感を持ったり、まだ相手との距離感が微妙なうちにヘビーな身の上語りを唐突かつ頻繁に挟むなどの不自然さが気になり、その為かストーリー自体も先に展開が決まっててそれにキャラの言動を強引に乗せているように感じられ、始終読みずらさがありました。ただどこのレビューを見ても反応が暖かいものが多かった為、これは作品の良し悪しではなく単に私自身の肌に合わなかったのかと思います。。
    もし世の中に本当に性的マイノリティの身内にここまで非人道的な対応をする人がいて、マイノリティというだけでこんな理不尽な思いをしている方がいるのならと考えたら恐ろしくなる、そのくらい主人公が受けてきた仕打ちは辛いものばかりです。
    主人公が最後には幸せになれる話は好きなのでそこは良かったです。
    残念ながら肌に合わなかった為か肝心のキャラに感情移入が出来なかったのでBLとしての楽しさは薄かったです。ので星低めで。

  • 再読。月村奎さんと木下けい子さんのコラボ作品。『いつも王子様が❤』の70ページに朝比奈巧がチラッと登場する。

    デリオーナー兼シェフの堀篤史×宮村周平(サラリーマン)。宮村が堀の料理教室に通う。

    「逆に、知ってる相手に『抱いてくれ』って頼む方がハードルが高くないですか?」
    「俺だったら、喜んでお受けしますけど」(147ページ)

    「好きすぎて、気持ちがつりあわなくて、疲れちゃたんです。」(156ページ)元カノの気持ちに共感した。もえぇ…。

  • 先に「隣人は恋人のはじまり」を読んでしまって、宮村と篤史のカップルがきになって即読みました!
    すっっっっごくよかった。めちゃめちゃ泣いてしまいました(涙)

    篤史の家庭環境があまりにも可哀想で、不憫で、自分を強く責める篤史がかわそいうでした。
    それでも宮村に恋をして、必死に気持ちを抑え込む姿があんまりにも可哀想でした。
    宮村がめちゃめちゃ優しくておおらかでたくさんの愛情で篤史をほぐしてくれる姿が感動的でした。
    宮村家の理解と愛情も素晴らしかったー!
    これからたくさんしあわせになってもらいたい、二人です!

  • 2018/04/28
    最後の最後、泣けました。
    お互い好きなのに、なかなかうまく伝えられず、じたばたするところが切ない…。
    相手を思うからこそ、身をひくことを考えたり、相手を思うからこそ、一緒に幸せ生活を送りたいと一歩踏み出したり。
    宮村さんの器のデカさがステキ!!

  • 攻めは宮村さん、受けは篤史さんです。

    篤史さんは、自分のセクシャリティが大きく影響し家族との関係もよくありません。
    自分のセクシャリティに強いコンプレックスを抱えています。
    恋愛にとてつもなく臆病なのに、常連客の宮村さんと友達になり嬉しい様子や、その先を期待する内心は慎ましく可愛らしいです。

    宮村さんははきはきした性格で、人付き合いの希薄な篤史さんの懐へどんどん入り込んでいきます。もちろんお友達として。
    でも、終盤では包容力たっぷりで篤史さんを幸せにしてくれます。

    宮村家の母、娘夫婦、姪っ子も温かい人々です。

    ふたりが両思いになる過程までと初エッチまでの過程、是非一読して欲しいです。

    最後に余談ですが素朴なピザが食べたくなりました。

  • 玉ねぎドレッシングは美味しい。

  • はう〜激萌え

  • 『いつも王子様が❤』を読んで久しぶりに月村さんを手に取りました。リーマン・宮村×デリのオーナー・篤史。過去、家族との確執に傷つき一生恋愛はしないと決めひっそりと生きてきた篤史。優しくて不器用で切ない… そんな中で出会った、暖かで真っ直ぐな宮村に惹かれ想いを育てていく。展開は王道だと思うけど、じんわりとくるお話でした。宮村のお母さんの言葉に泣いた… それに引き換え最悪な篤史の家族! 読んでいて本当に気分が悪くなったよ… おまけマンガ『赤ずきんちゃん』は可愛かったです。

  • 読んだことあった。登録し忘れだった。再読。何度読んでもいいわあ。

  • ★3.5。本当に、月村先生は受けに対して飴と鞭の使い方が上手だなぁと。三十二にして恋人歴無しのゲイの受け。性癖を矯正させようとする受けの母親や疎ましく思う弟には、何かしら制裁を喰らわしたい。受けの中学校担任と一晩の初体験の男も…。
    元凶は自分にあると諦めて淡々としている受けに代わって、攻めが憤りを感じてくれているのが唯一の救い。

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