今宵おまえと 最終章 (H&C Comics ihr HertZシリーズ 134)

著者 :
  • 大洋図書
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本棚登録 : 484
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784813030188

感想・レビュー・書評

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  • もどかしさ満点だった陸郎と保孝でしたが、なんとかなってほっとしました…読者をこんなに安堵させた結末も珍しいかと。
    ヘタレと流されがくっつくのって至難の業でしたねw

    今回一番ガツンときたのは、寝てからが難しいというところでした。
    好きなだけじゃだめだし、好き合っていてもそこからがまた大変!なんですよね。特にこの二人については顕著でした。
    保孝が度々無神経な発言をして、陸郎を傷付けるようなマネをするのは、幼馴染みで気心が知れている相手への甘えや気安さが見え隠れしていて、やっぱり特別感があるんですよね。友達以上ではあるんです。
    ところが、実際に覚悟して寝てみて、友情の延長線上に「恋人」があるわけじゃないとやっと気がつき始めた保孝です…自分の過去の話や後輩の加藤のついて気遣いもないくせに、片瀬のことはすごーく気になるというのが単純でかわいいw
    ノーマルな保孝が、不器用にも陸郎を恋人として好きになりはじめている気持ちがよく表れていて、キュンとさせられました。

    陸郎は陸郎で、保孝に好かれる男でありたいとずっとがんばってきたことが滲み出ていて、彼にもまたキュンとしちゃいました。自信をなくしたり、勇気を奮い起こしたり、そのぐるぐるにハラハラさせられながらも、上手くいきますようにと読みながら祈らずにはいられなかったですね。
    幼馴染みでずっと友人のふりをし続けてきた相手に、実はそういう目で見てきていたと言って、結果その想いが受け入れられなかった場合には、すべてが壊れてしまうわけですから、これはかなりの勇気が必要です。慎重になった陸郎の気持ちも理解できる気がします。
    で、寝たら寝たで今度は嫉妬したり疑ってしまったり。苦労が耐えないww
    挙句の果てに、保孝のために引こうとしたりとか。よかれと思ったことが裏目に出てしまう残念さが、ヘタレと言われちゃうところです。

    うまくいくかどうか、とても不安になってしまう二人がラスト見事にくっついてくれてようやく安心できました。片瀬の力も大きかった?

  • ヤスのひとたらし鈍感無神経っぷりとか(言い過ぎ 笑)、当て馬加藤の存在とかちょっとくどいなって思ったけど、まあ結ばれたからいっか~って感じかな。
    片瀬さんのキャラが好き

  • 当て馬くんが邪魔してきた!うざい!でもあの子いなきゃ攻めは1歩踏み出さなかったよね。諦めるかと思いきや一切引かずにグイグイいった攻めが大優勝。さいっこうだった!ちゃんと受けベクトルの好きも得られて満足。

  • 恋愛対象としてみていなかったけど、断って友達ですらなくなるのは嫌だかぁ。
    読みながらノンケからゲイやバイになるひとってこんなかんじなのかなぁとおもった笑

    まぁつまり流されたんだろうけど
    人として好きな人なら自分を一番に愛してくれる人とくっつくのは心地よいよね。
    おめでとう!

    ところで後輩君とやった時はタチだったんだよね?

  • ハッピーエンド。面白かった!

  • 最終章。大好きなお話しだったので終わってしまうのが残念です。すんなりラブラブにならずに恋人になってからの不安や嫉妬ですれ違ってしまう陸郎と保孝… さいごの最後までハラハラしました!! 陸郎の上司片瀬さん、そして加藤くん2人がいい味だしてたな。木下さんのリーマン大好きです♪

  • 男同士の意地の張り合いが面白かった。

  • 2014/12/29
    【やや好き】覚悟を決めたヤスはリクローと関係を持つ。 まだ不安定な二人はお互い勝手に相手に嫉妬してケンカして相手を好きな気持ちを自分で確かめて、ヤスは仲直りをしようとするがリクローは友達に戻ろうとする。 好きすぎてヘタレになってるリクローを今度はヤスが引き戻して終了。 親友の気安さに恋人の甘さが足されるって最初は恥ずかしいだろうなぁ、読んでるこっちも照れる(笑) 二人がじっくりと歩み寄っていくのを微笑ましく堪能できたが、キャー(≧∇≦*)ていう萌えは足りなかったのがちょっと残念。

  • 友達が恋の相手に変わり、愛し合う相手になる過程を無理なく描いてある。こうやって日常の中であるものだ、と言うのをBLに凝り固まって読んでいると忘れそうになるが、彼らにとっては現実である訳で、BLと言うフィルターをかけずとも無理なく読める10年来の友達を好きな陸郎と、離れがたいと思っていた友達に好きだと言われた保孝のお話。
    二人の関係性にヒントを与える役目と言うのをオネエやオカマや、そう言うマイノリティの人が知り合いに居る、みたいに、安易にそちら方面の人の助けを借りる、と言う具合にしなかったからかもなぁ。普通のリーマン同士を配置した場合に話を進める原動力として、安易にゲイの世界の力を借りる、と言うか。陸郎の上司の女性や、当て馬の加藤くんも本来はノンケで保孝だけが特別なのか、生粋のゲイなのか明記しなかった所が、無理くり作ってない、と言う気がしたのかもしれないなぁ。
    色んな意味で極端さはないが、佳作!!

  • 結果、陸郎よかったね、ですが振りかえると保孝割とろくでもない男では?

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