それでも、やさしい恋をする (H&C Comics/CRAFTシリーズ)
- 大洋図書 (2014年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ
- / ISBN・EAN: 9784813030454
感想・レビュー・書評
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『どうしても触れたくない』のスピンオフ。
是非、併せて読んでいただきたい作品。
ヨネダコウさんの描く人物の心理描写は本当に秀逸。
小野田さん、好きだ〜詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どうしても触れたくないのスピンオフ
小野田×出口
友達だから好きにならないように踏ん張るけど…大人の恋愛、葛藤が見事に描かれている。 -
ヨネダ先生が『コミックスになる予定です』とTwitterで呟かれたときから、この日を心待ちにしていました。 友人から同人誌も借りて読んでいたけど、この厚み、そして雑誌掲載作品と大量の描きおろしを含めた「出逢いからいま現在の関係」という二人の足跡をたどったこの形で、改めてちゃんとこの恋の話を読みたかった。
念願叶ったいまは、ただ溜め息しか出ないなぁ…。 こんなに自分の化石みたいな恋心を揺さぶられたのは久し振りでした。
あとがきにもあるように、トラウマや事件がある話ではない。普通の人たちの日常で起こる、出逢いと恋の始まり。
出口がサラリーマンの皮を剥ぐとクールな遊び人のビッチ受で、最初はそのギャップが堪らなかった(笑) 小野田はそこら辺にゴロゴロいそうな『優しそうな男』で、いろいろ淡白そうな印象。この二人が感情をぶつけ合う様が、リアルで痛かった。
出口が「なんでもないふり」をしながら、電話している手が震えていた事。
小野田が出口を意識した瞬間に、恋の芽が生まれていた事。
恋愛によって変化していくお互い自身とその関係。
二人がどんどん好き合っていく中で溜まる、小さな齟齬。
派手ではないけど、だからこそ伝わる切なさがある。普通な二人の恋愛だからこそ、読み手の痛いほどの共感が生まれる。 男同士の不自由さと気恥ずかしさと難しさが流石のヨネダ節で丁寧に描かれていて、嬉しさと悔しさに苛まれた。
も~とにかく出口が、可愛くて可愛くて可愛くて!エロ可愛いのに小野田だけに健気とかズルいっ(笑)
小野田も嫉妬を覚えたりムッツリさを発揮したり、出口の世界を知ろうとしたり。
お互いがお互いを『可愛い』と思い合うようなカップルで、本当に読んでいて幸せだった…。贅沢をいうならば、描きおろしのダブルデートの続きが読みたい(笑) そして外川×嶋の幸せに当てられたかったなぁ~ヽ(●´ε`●)ノ
ヨネダ作品はどれも素晴らしいけれど、このシリーズ?もっと読みたい。 何も触れてないけど、続編描かれないのかしら(泣) デレデレになっていく小野田と、男前受な出口にまた会いたい! -
切なさで心臓をギュウウウっと掴まれたあとの暖かい満足感
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出口さん、はあ、出口さんが、かわいくてたまらん。
器量好しで仕事出来て、口は悪いけどかいがいしくて。
…乙女みたいに純粋に小野田くんが好きで。
小野田くんの一挙手一投足にいちいち反応する出口さん。
うっかり漏れた感情からの逆転現象。
からの巻き返し? 案外どちらもやきもち焼きで、うぷぷ。
しっかり幸せになってくださいな。 -
かああぁあぁ…ッ
ノンケとの恋愛は本当に大変だね
出口さんもなんでそんな小野田を好きなん?どこがええの?と思いながら読んでた。
恋愛の意地悪さというかズルさって人のものだと目で見た時に湧き上がる感情とか、自分に好意を寄せる相手を失いそうになって初めて気付く感情を『だめだ!好きだ!』って思うとこだと思うんよなー。
そこが詰められた漫画だなと思った。
2人が致せて良かったなと思ったよ、私も出口さんと同じ気持ちになってとてもホッとした(なんで?
末永く幸せであれ