4月の東京は・・・上 (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

著者 :
  • 大洋図書
4.15
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本棚登録 : 351
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813032304

作品紹介・あらすじ

「嫌か? 俺とセフレになるのは?」
新入社員としてアメリカから東京に戻ってきた和真は、会社で中学時代のクラスメイトで、今はトップデザイナーとして活躍している蓮と再会する。
中学3年の夏の突然の別れ以来、10年ぶりの再会だった。
親友で初恋の人で、──初めての相手、それが蓮だった。
相変わらず綺麗で、強くて、和真は蓮と一緒にいるだけで幸せになれた。
けれど、蓮は不自然なほど中学時代の話題を避け、仲のよかった元クラスメイトとして振る舞った。
それは蓮がゲイであることに負い目を持っており、和真に拒絶されることを何より恐れていたからだ。
でも、ある夜、ふたりは再び関係を持ってしまい!?

感想・レビュー・書評

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  • 『4月の東京は・・・』
    tvk/毎週木曜深夜放送
    2023年6月15日から

  • ドラマ化されるんだーって話してたら友だちに原作をめちゃくちゃおすすめされて思わず即座に上下巻買ってしまった。

    中学の同級生と、社会人になって再会する帰国子女の和真。同級生はデザイナーチームのリーダーでバリバリ仕事ができる、蓮。
    2人はただの同級生じゃなかった。
    中学時代、ある事で2人はさよならも言えずに引き裂かれてしまった。
    でも、蓮は再会したのにそっけない。
    なんで?

    って話なんですが、
    マジで面白いです!!

  • 初恋、同級生、そして再会…という10年愛のラブストーリーでした。
    設定全部が好みでツボなんですが、わりとコテコテの王道テーマでこれまでも色々読んできたから、どう描いていくのかと読み始めから興味津々になりました。

    健気大型ワンコのノンケ×強気なツンデレ美人のゲイ。
    10年の空白の後、二人が思いもよらぬ再会を果たすところから話が始まっていて、何故二人が離ればなれになってしまったのか?二人は中学時代に互いをどう思って、どう接していたのか?と、色々知りたくなることで頭がいっぱいになってしまい、夢中で読み切ってしまいました!
    欲しいところで少しづつ明かされていく中学時代の二人。
    これが絶妙でした。
    未熟ななりにあふれ出るお互いへの苦しくて切ない想い…
    和真の視点からなので、彼に分からないことは読者にもわかりません。でも、そのもどかしさが和真の気持ちそのものなんだろうな…と切なくさせられたり。

    中学の時気持ちを伝えられなかった二人が、10年後、大人になってもう一度恋愛をするって並大抵のことじゃないから、大人になって、二人の言動や行動をひとつひとつ積み重ねていって、抱き続けて来た気持ちが確かなものだという確信に繋がっていく過程に、ほんとに心を揺さぶられました。
    ぱっと見、カッコよく時代の先端を行ってそうな職場で、過去を引き摺って生涯ただ一つの恋だけを大切にしているとか、しかも二人ともとか、ありえないと思いながらも盛大に萌えてしまいました。

    後半は蓮視点で話が進んでいて、彼の回想シーンでは胸が痛くて、読んでいて苦しかったです…自分を犠牲にして、蓮なりに和真を護ろうとしてたんですよね。でも、心無い周囲のせいで追い詰められてしまったことがいまだにトラウマになっていて、今も和真に本音を言えない蓮の姿が辛すぎでした。
    そのせいで、互いに想いあってるはずなのに伝わっていないですよね。
    だけど、和真は心に鎧をつけたままの蓮に対して、常に変わることなく接して支えていて、はねつけたりしないところが救われます…愛ですね。
    下巻では、二人が幸せになるまでをぜひ見届けたいです!!

  • やっぱりハルさんの漫画好き。
    中学生という思春期に、同性で友達を好きになるってこんなにも辛いんだな。
    続き楽しみです。

  • 過去の事実が衝撃!初恋同士の2人の純愛に対して立ちはだかる障害、運命のいたずらは昼ドラ級。下巻が待ち遠しい

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著者プロフィール

アフタヌーン四季賞2011年春のコンテストで佳作を受賞。同賞2012年冬のコンテストで準入選。代表作は『レオくんは今日も優しい』。

「2021年 『アオハれ乙女(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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