僕等に名前をつけるなら 上 (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

著者 :
  • 大洋図書
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本棚登録 : 451
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784813032373

感想・レビュー・書評

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  • 作者買い。

    高校男子寮の寮長をしている和泉の部屋に、1年生の矢野馨が入室した。
    なにやら懐かしい匂いがする。
    馨は、両親の離婚で離ればなれになった実の弟だった。
    それとは知らず、すこし好きになってしまっていた和泉は必死でその気持ちを抑えるが、馨のほうがグイグイきて・・・。

    同性同士、さらに実の兄弟っていう背徳感2倍のお話です。
    こういう背徳感めっちゃ好き。

  • 上下合わせてのレビュー。
    実の兄弟モノというヘビーな設定ではあるものの、優しい人しか出てこないので、シリアスだけど重たすぎず、読みやすかったです。
    弟が兄に執着し始め、恋を自覚していく過程も生々しくて良かったですし、一度は弟だからと突き放そうとした兄が、やっぱり諦めたくないと徐々に気持ちを自覚させていく所も良かったです。
    兄弟ではあるけれど、それを外してみたら普通の高校生の恋物語で、学校のジンクスにあやかって告白をしようとするところなど、可愛らしかったです。
    2人は苗字も違うし、見た目も似ていないので、2人が血縁者だと言うことを唯一知っている(と思われる)のは実の母親のみですが、この母親もその事実に気づかないふりをします。
    幼い兄弟を自分の都合で引き剥がしてしまった母親のせめてもの償いなのか、本当に祝福しているのかは定かではないですが、どちらもあるように見えました。
    「僕等に名前をつけるなら」というタイトルに絡めた番外編が素晴らしくて、自分たちが兄弟である事は言わなければ誰も分からないし、これからも普通に恋人同士として生きていったらいいよねという明るいラストでした。
    普段のあがた先生の作品に比べるとエロは少なめですが、あがた先生らしく、性器がすごいリアルな描写なので生々しいエロさがありました。紙で買ってよかったです。

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